- 下付けできるロードバイク用ライトの選び方が分からない…
- 自分に合う下付けライトのおすすめが知りたい
ロードバイク用ライトを買おうにも、種類が多すぎてどれがいいのか分からないですよね。
この記事では、初心者が自分に合うライトを選べるように、ライドスタイルごとにおすすめの下付け可能なライトをご紹介します。

この記事を読めば、自分にぴったりのライトが見つかりますよ。
使い方に合わせたライトを見つけて、安全にサイクリングを楽しみましょう。
下付け可能なロードバイク用ライトのおすすめ9選
ロードバイク用ライトのおすすめは以下の通りです。
商品名 | 価格 | 最大出力 | 持続時間例 | 点灯パターン | バッテリー | 充電時間 | バッテリー着脱 | バッテリーインジケータ | 取り付け方式 | 防水性 | サイズ | 重量 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() ![]() Gボルト70 CAT-EYE | ¥6,930 | 260lm 7000cd | 約7時間(ハイ:260lm) 約40時間(ロー:50lm) 約210時間(点滅) | 5 | MICRO B USB充電 | 約4.5時間 | – | 〇 | フレックスタイト | IPX4 | 35.9×106.5×46.5 | 96.5g |
![]() ![]() Gボルト100 CAT-EYE | ¥11,000 | 320lm 10000cd | 約1.5時間(ハイ:320lm) 約3時間(ミドル:170lm) 約15時間(ロー:40lm) | 3 | MICRO B USB充電 | 約3.5時間 | 〇 | 〇 | フレックスタイト | IPX4 | 127×54.5×45.5 | 182g |
![]() ![]() VOLT400 CAT-EYE | ¥9,900 | 400lm | 約3時間(ハイ:約400lm) 約18時間(ロー:約50lm) 約60時間(点滅) | 5 | MICRO B USB充電 | 約6時間 | 〇 | 〇 | フレックスタイト φ22-35 | IPX4 | 30.5×111.5×41.5 | 120g |
![]() ![]() VOLT800 CAT-EYE | ¥18,700 | 800lm | 約2時間(ハイ:約800lm) 約8時間(ロー:約200lm) 約100時間(点滅) | 5 | MICRO B USB充電 | 約5時間(1A以上) 約9時間(0.5A) | 〇 | 〇 | フレックスタイト φ22-35 | IPX4 | 31.5×116×43.5 | 140g |
![]() ![]() BLINDER 600 knog | ¥8,690 | 600lm | 2時間(ハイ:600lm) 約4時間(ミディアム:300lm) 約120時間(エコフラッシュ:90lm) | 6 | USB C充電 | 4時間 | – | 〇 | クリップマウント 22–28&29–35 | IP67 | 110×27×27 | 155g |
![]() ![]() BLINDER 1300 knog | ¥15,180 | 1300lm | 1.5時間(ハイ:1300lm) 約3時間(ミディアム:650lm) 約120時間(エコフラッシュ:150lm) | 6 | USB C充電 | 5時間 | – | 〇 | クリップマウント 22–28&29–35 | IP67 | 110×32×32 | 180g |
![]() ![]() KIWI-800 Gaciron | ¥5,800 | 800lm | 約2時間 (高輝度:800lm) 約3.5時間 (中輝度:400lm) 約24時間 (昼間モード:400lm) | 5 | USB C充電 | 1.5時間 | – | – | マウント | IPX6 | 98.7×35×24.2 | 124g |
![]() ![]() Raptor-3000 Gaciron | ¥34,000 | 3000lm | 約2時間 (高輝度ハイビーム:3000lm) 約8時間 (中輝度ロービーム:800lm) 約55時間 (昼間モード:1000lm) | 8 | USB C充電 | 4.5時間 | – | – | マウント | IPX6 | 108×49×40.6 | 290g |
![]() ![]() CL600自転車ライト TOWILD | ¥4,600 | 600lm | 2.25時間(ハイ:600lm) 6.5時間(ロウ:150lm) 13時間(夜間警報:200lm) | 5 | USB C充電 | 約4時間 | – | – | マウント | IPX-6 | 98.5×31×31 | 143g |
※重量は個体差があります
※機能無しまたはHPに記載が無い項目は-で表示しています
※データは誤りがないように注意していますが、購入の際には販売サイトの情報をよくご確認ください
Gボルト70 | CAT-EYE


価格 | ¥6,930 | 最大出力 | 260lm 7000cd |
持続時間例 | 約7時間(ハイ:260lm) 約40時間(ロー:50lm) 約210時間(点滅) | 点灯パターン | 5 |
バッテリー(電池・充電) | MICRO B USB充電 | 防水性 | IPX4 |
メリット | 持続時間が長い 上カット配光で周囲に配慮 | デメリット | Micro-Bタイプの充電 |
「Gボルト70」はハンドルバーの下側取付専用のライトです。
持続時間の長さが魅力で、260lmで約7時間の照射ができるので、日中のロングライドで活躍します。
点滅で使用していても、ダブルクリックすればすぐにハイモードに切り替えられるので、薄暗い道に入ったときでもすぐに対応可能です。



充電タイミングが分かるバッテリーインジケータや、消したときのモードで再開できるモードメモリーなど、機能性も高いです。
Gボルト100 | CAT-EYE


価格 | ¥11,000 | 最大出力 | 320lm 10000cd |
持続時間例 | 約1.5時間(ハイ:320lm) 約3時間(ミドル:170lm) 約15時間(ロー:40lm) | 点灯パターン | 3 |
バッテリー(電池・充電) | MICRO B USB充電 | 防水性 | IPX4 |
メリット | 上にも下にも付けられる バッテリー交換が可能 眩しさに配慮した上カット配光 | デメリット | 持続時間が短め MICRO B USBタイプの充電 |
「Gボルト100」はハンドルの上にも下にも付けられるフロントライトです。
対向車や歩行者が眩しくないよう、上側をカットした配光で視認性を高められます。
ハンドル下側に装着した場合でも、上カット配光を維持できるのが特長です。



バッテリーはカートリッジ式なので、予備バッテリーを用意したらロングライドにも対応できます。
VOLT400 | CAT-EYE


価格 | ¥9,900 | 最大出力 | 400lm |
持続時間例 | 約3時間(ハイ:約400lm) 約18時間(ロー:約50lm) 約60時間(点滅) | 点灯パターン | 5 |
バッテリー(電池・充電) | MICRO B USB充電 | 防水性 | IPX4 |
メリット | 放熱に優れるアルミボディ 上にも下にも装着可能 素早くハイモードにアクセス バッテリーは交換可能 | デメリット | 充電時間が長い MICRO B USBタイプの充電 |
「VOLT400」はCAT-EYEのロングセラー、VOLTシリーズの400lmモデルです。
ハンドルの上にも下にも装着が可能で、ハンドル周りの状況に合わせて取り付け箇所が選べます。
ダブルクリックでハイモードに切り替えできるので、走行中に薄暗いトンネルなどに差し掛かったときでも、素早く視認性を高められます。
別売りのヘルメットブラケットを使えば、ヘルメットにも装着可能です。
バイクの正面以外の気になる箇所を照らせるので、ナイトライドの際に活躍します。



バッテリーはVOLTの800、700、300、50と互換性があるので、VOLTシリーズで揃えておけば、追加費用がいらないですね。
VOLT800 | CAT-EYE


価格 | ¥18,700 | 最大出力 | 800lm |
持続時間例 | 約2時間(ハイ:約800lm) 約8時間(ロー:約200lm) 約100時間(点滅) | 点灯パターン | 5 |
バッテリー(電池・充電) | MICRO B USB充電 | 防水性 | IPX4 |
メリット | 放熱に優れるアルミボディ 上にも下にも装着可能 素早くハイモードにアクセス バッテリーは交換可能 | デメリット | 充電時間が長い MICRO B USBタイプの充電 |
「VOLT800」もVOLT400同様に、上側下側を問わず取付が可能です。
明るさは最大800lmなので、街灯が少なめの道でも明るく照らしてくれます。
ハイモードでも約2時間もつので、通勤・通学で帰り道に10~20分使うには十分な持続時間です。
モード数が多いと困りがちな、すぐにハイモードに切り替えられない問題も、ボタンをダブルクリックすれば素早くハイモードにアクセスできます。
ただ、少し古いモデルのため、充電タイプがコネクターの上下があるMICRO B USBなのがデメリットです。



VOLTの次にAMPPってモデルが出てますが、実店舗でしか買えないようなので、キャットアイで実用的なモデルを買おうと思ったらVOLT800が現実的な選択ですかね。
BLINDER 600 | knog


価格 | ¥8,690 | 最大出力 | 600lm |
持続時間例 | 2時間(ハイ:600lm) 約4時間(ミディアム:300lm) 約120時間(エコフラッシュ:90lm) | 点灯パターン | 6 |
バッテリー(電池・充電) | USB C充電 | 防水性 | IP67 |
メリット | 600lmで9千円以下 耐久性が高いアルミのボディ 上下共通デザイン | デメリット | 便利機能は少なめ |
600lmで9千円以下と高コスパの「BLINDER 600」。
ミディアムの300lmでも約4時間とロングタイムの照射ができます。
ボディは上下に差がないデザインなので、ハンドルの上でも下でも違和感なく搭載可能です。



GO PROマウント(別売り)にも装着できるので、GO PROよく使う人は、面倒なマウントの付け替えが不要です。
BLINDER 1300 | knog


価格 | ¥15,180 | 最大出力 | 1300lm |
持続時間例 | 1.5時間(ハイ:1300lm) 約3時間(ミディアム:650lm) 約120時間(エコフラッシュ:150lm) | 点灯パターン | 6 |
バッテリー(電池・充電) | USB C充電 | 防水性 | IP67 |
メリット | 6061アルミのボディ 内部バッテリーはシリコンスリーブで保護 GO PROマウント付属 | デメリット | 便利機能は少なめ |
耐久性の高い6061アルミを使用した「BLINDER 1300」。
650lmで約3時間点灯できるので、明かりの少ない郊外での走行にもしっかり対応できます。
上下共通デザインなので、反転させての使用も可能です。



挟み込むだけのクリップマウントなので、ライト本体は簡単に着脱できます。ライトの前後位置を自由に調整できる仕様も、ライトの微調整がしやすくて嬉しいですね。
KIWI-800 | Gaciron


価格 | ¥5,800 | 最大出力 | 800lm |
持続時間例 | 約2時間 (高輝度:800lm) 約3.5時間 (中輝度:400lm) 約24時間 (昼間モード:400lm) | 点灯パターン | 5 |
バッテリー(電池・充電) | USB C充電 | 防水性 | IPX6 |
メリット | リーズナブルな高輝度800lm カットオフビームで対向車に配慮 ハンドル下付け可能 | デメリット | マウントが大きく空気抵抗が気になる |
「KIWI-800」もリーズナブルに手に入る高輝度ライトです。
ミドルグレードのライトにしては決して機能が多くはありませんが、明るさや持続時間などは、普通に走る分には十分な性能を持っています。
ライトの光が特定の角度以上に上がらないようにするカットオフビームや、反射防止のアンチグレア機能など、対向車や他のサイクリストに配慮しながら安全性を向上しています。



昼間モードは400lmで24時間もつので、デイライトとしても優秀です。
Raptor-3000 | Gaciron


価格 | ¥34,000 | 最大出力 | 3000lm |
持続時間例 | 約2時間 (高輝度ハイビーム:3000lm) 約8時間 (中輝度ロービーム:800lm) 約55時間 (昼間モード:1000lm) | 点灯パターン | 8 |
バッテリー(電池・充電) | USB C充電 | 防水性 | IPX6 |
メリット | 大容量バッテリーで長時間点灯 点灯パターンが多い | デメリット | 値段が高い |
10,000mAhの大容量バッテリーを搭載している「Raptor-3000」。
高輝度と中輝度でハイビームとロービームの切り替えができ、道路状況に合わせて明るさの選択が可能です。
- 約2時間 (高輝度ハイビーム:3000lm)
- 約4時間 (高輝度ロービーム:1200lm)
- 約4時間 (中輝度ハイビーム:1500lm)
- 約8時間 (中輝度ロービーム:800lm)
- 約55時間 (昼間モード:1000lm)
モバイルバッテリーとしても使用可能なので、キャンプライドなんかにももってこいです。



明るさとモードを調整できるリモートコントロール機能もあります。ハンドルバーから手を離さずに操作できるので、安全性が高いです。
CL600自転車ライト | TOWILD


価格 | ¥4,600 | 最大出力 | 600lm |
持続時間例 | 2.25時間(ハイ:600lm) 6.5時間(ロー:150lm) 13時間(夜間警報:200lm) | 点灯パターン | 5 |
バッテリー(電池・充電) | USB C充電 | 防水性 | IPX-6 |
メリット | ワイヤレスリモコン付き 自動点灯のスマートモード搭載 | デメリット | 中華メーカーで耐久性が不安 |
TOWILDのCL600はAmazonなどで買える格安ライトです。
出力が少し弱めなので、デイライトやサブライトとして使うのがおすすめです。
下付けライトの弱点である操作のしにくさも、ワイヤレスリモコンがあるので解決しています。



振動で自動でオンになるスマートモードも搭載していて、機能性としては比較的たかめです。
ロードバイクにライトは必要?装着は法律で決まっている


ロードバイクにライトの搭載は必須です。
ロードバイク(自転車)については、法律でライトの搭載が義務付けられています。
第52条
車両等は、夜間(日没時から日出時までの時間をいう。以下この条及び第63条の9第2項において同じ。)、道路にあるときは、政令で定めるところにより、前照灯、車幅灯、尾灯その他の灯火をつけなければならない。政令で定める場合においては、夜間以外の時間にあっても、同様とする。
引用元:道路交通法施行令
自転車は軽車両ですので、車両等に含まれます。
軽車両の灯火については、道路交通法施行令18条1項5号に記載があります。
第十八条 車両等は、法第五十二条第一項前段の規定により、夜間、道路を通行するとき(高速自動車国道及び自動車専用道路においては前方二百メートル、その他の道路においては前方五十メートルまで明りように見える程度に照明が行われているトンネルを通行する場合を除く。)は、次の各号に掲げる区分に従い、それぞれ当該各号に定める灯火をつけなければならない。
(中略)
五 軽車両 公安委員会が定める灯火
引用元:道路交通法施行令
この公安委員会が定める灯火は全国ほぼ同じルールですが、都道府県によって若干異なるので、自分が住んでいる都道府県の条例を確認しておきましょう。
なお、ライトを搭載する主な目的は2つです。
- 前方を照らして道路状況、人、自転車や車、障害物などが視認できるようにする。
- 他の交通者に自転車の存在を知らせる。



「自分は見えるから点けなくていいや」じゃないんですね。相手にも自分の存在を知らせて、事故のリスクを下げる意味合いがあります。
違反した場合は、道路交通法120条1項8号により5万円以下の罰金が課せられます。
ちなみに、リアライトに関しては、反射板があれば不要です。




ロードバイク用ライトを下付けするメリット・デメリット


下付けライトのメリットとデメリットは以下の通りです。
ライトを下向きに取り付けると、ハンドル周りがスッキリして見た目が良くなります。
また、サイコンマウントの下に取り付ければ、ハンドルに取り付けたライトと合わせて2個以上のライトが搭載できるので、暗がりでの走行時も安全性が高まります。
一方、ライトがハンドルの下に付いているので、操作が物理的に難しいのが欠点です。
専用のリモコンが付いていれば別ですが、無い場合はハンドルの下側に手をやってボタンを押して操作しなくてはいけません。
ケーブル内装モデルじゃない場合、ワイヤーケーブルにライトが干渉し、ハンドルの操作性が悪くなる可能性もあります。



対向車が来たからローにしたいってときに、パッと操作ができないのは怖いですね。
上付けも検討するなら、以下の記事も参考にどうぞ。


ロードバイク用下付けライトの選び方


ロードバイク用ライトを選ぶときに重要なポイントは以下の通りです。
- 明るさと持続時間
- バッテリーの種類
- 機能性
- 防水性
- ワイヤーへの干渉具合
- リモコン・操作性
明るさと持続時間
ロードバイク用ライトにまず求めたいのは、視認性を高めるための性能です。
ですが、明るすぎてもライドシーンによってはオーバースペックになります。
シチュエーションに合わせたライトを選択しましょう。
以下はライドシーンごとのルーメンの目安です。
lm | ライドシーン |
---|---|
100~400 | 街灯の多い明るい市街地 |
500~700 | 街灯が少なめの道 |
800~1100 | 街灯がほぼない道 |
1200以上 | 街灯がない道 |
リアライトはできるだけ持続時間が長いものがおすすめです。



自分では走行中にライトを見れないので、気付かないうちに電池が切れている、ということがないように気を付けましょう。
バッテリーの種類
ライトのバッテリーは、大きく分けて充電式と電池式に分かれます。
バッテリー | 種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
充電式 | USB充電 ソーラー充電 | USBポートがあれば手軽に充電できる ランニングコストが安い 乾電池よりエコ | ライド中のバッテリー切れ時の対処が難しい |
電池式 | 乾電池 コイン電池 | 充電を待つ必要がない 電池が切れてもコンビニやスーパーで補充できる 充電式より安価なモデルが多い | ランニングコストが高い 重量が重め |
その他、充電式の場合はバッテリーが取り外せるかといった点にも注目です。



特に長時間ライドをする人は、ライド中の充電切れを想定して、予備のバッテリーを用意しておくのがおすすめです。
機能性
明るさやバッテリーの種類が決まったら、機能性も意識してみましょう。
ロードバイク用ライトには、明るさ以外にも様々な機能が搭載されています。
- 点灯パターン変更
- バッテリー残量確認
- アプリとの連動
- 自動点灯・消灯
- モバイルバッテリー機能
- 下付けの可否
リアライトにも様々な機能が搭載されています。



機能が増えると値段が高くなりがちなので、欲しい機能を絞って考えましょう。
防水性
ロードバイクに乗っていると、突然雨に降られる日もあります。
雨にライトを壊されないように、防水性能が高いライトを選んでおくと安心です。
ライトの防水性能はIPコードで表記されています。
防水性能は「IPX0」から「IPX8」までの9段階で評価されます。
各等級の目安は以下の通りです。
等級 | 性能目安 |
---|---|
IPX0 | 特に保護なし |
IPX1 | 鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響がない |
IPX2 | 鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない |
IPX3 | 鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない |
IPX4 | あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない |
IPX5 | あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない |
IPX6 | あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない |
IPX7 | 一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない |
IPX8 | 継続的に水没しても内部に浸水することがない |



数字が大きいほど水の侵入に対する耐性が高くなりますが、防水等級は数字が大きくても必ずしも上位互換ではない点に注意が必要です。例えばIPX7(浸水)がIPX6(強い噴流)の保護を兼ねているとは限りません。
ロードバイク用ライトでは、IPX4、6、7あたりが多いです。
どのレベルを重視するかは人によるので、自分の使い方に合う防水耐性のライトを選びましょう。
ワイヤーへの干渉具合
下付けライトがブレーキや変速のワイヤーケーブルに干渉しないかどうかは要チェックです。
ライトをハンドルの下側に付けるので、ハンドルからフレームに向かって伸びるワイヤーにぶつかる場合があります。



ライトとワイヤーがぶつかると取り付けができなかったり、取り付けてもハンドルの操作性が悪くなったりします。
ハンドルのどの辺りに付けるのかや、取り付けてワイヤーとぶつかりそうかは事前に確認が必要です。
心配な場合は、サイコンの下に取り付けられるライトを選ぶと良いでしょう。
リモコン・操作性
下付けライトはボタンが下を向くので、操作がしづらいです。
手探りでボタンを探さなくてはいけないですし、パッと操作ができないのは安全性の面でも問題があります。



モードが多くて、目当てのモードになるまで何度もボタンを押し続ける間、ハンドルからずっと手が離れてるとか怖いです。
リモコンが付いているモデルや、ボタンがライトのお尻部分に付いているライトなら、操作性に影響はありません。
常時点滅でデイライトのように使うなら運転中には操作しませんが、メインライトにするならリモコンやボタンの配置には気を付けましょう。
ロードバイク用ライトの主要メーカーを紹介
ロードバイク用ライトの有名メーカーをご紹介します。
有名メーカーはこれまでの経験の中で、ライダーに必要な機能をしっかり理解していますし、性能の面でも安心です。
メーカー | 特徴 |
---|---|
CATEYE | 日本を代表する自転車用ライトのブランド。バリエーションがとても豊富で、信頼性も高い。 |
LEZYNE | ドイツ人がアメリカで創業したブランド。ライト以外にサイコンやポンプ、工具など、様々なツールを手掛ける。 |
GACIRON | 2012年に中国で生まれた自転車用ライト専門メーカー。設計から生産までを自社で一貫して行っている。 |
KNOG | オーストラリアで立ち上がった革新的なメーカー。デザイン性の高いライト、ベル、セキュリティツールなどを生み出している。 |
SERFAS | 93年にアメリカで誕生したメーカー。ライトやサドルといったサイクルパーツからアパレルまで、幅広く商品を展開。 |



こういっては元も子もないですが、迷ったらキャットアイにしておけば、ほぼ間違いないです。
ロードバイク用ライトの注意点


ロードバイクのライトに関する注意点を解説します。
メインのフロントライトにはしっかりした明るさが必要
多くの都道府県では、ライトの明るさが条例で決まっています。
条例は都道府県によって若干違うので、住んでる地域の条例を確認しておきましょう。
よく見られる明るさの例はこんな感じです。
前照灯 | 白色や淡黄色 前方10m先の障害物が視認できること |
---|---|
尾灯 | 赤色や橙色 100m後ろから点灯が確認できること |
街灯の有無や天候にもよりますが、上記条件を満たして安心して走るのであれば、400lm程度は必要です。



安いからといって性能を満たしていないライトを点けて走ると違反となります。気を付けましょう。
点滅のみはNG
ロードバイクのライトは「点灯」が基本です。
「点滅」だと、一瞬とはいえ未灯火の時間ができてしまいます。
街中を点滅ライトだけで走るライダーを見かけますが、あれはNGです。



点滅は点灯していることにならないので気を付けてください。
リアライトの場合は、反射板があれば点滅でもOKです。
第六十三条の九 自転車の運転者は、内閣府令で定める基準に適合する制動装置を備えていないため交通の危険を生じさせるおそれがある自転車を運転してはならない。
2 自転車の運転者は、夜間(第五十二条第一項後段の場合を含む。)、内閣府令で定める基準に適合する反射器材を備えていない自転車を運転してはならない。ただし、第五十二条第一項前段の規定により尾灯をつけている場合は、この限りでない。引用元:道路交通法施行令
反射板がない場合は、点灯が必須となります。
設置角度は対向車に配慮
上付けできるライトを下付けした場合、思ったより対向車が眩しく感じるかもしれません。
車同士でも対向車が来たらライトをローにするように、ロードバイクでも対向車への配慮が必要です。



下付けするとライトは逆さまになります。上付け時は上部配光がカットされてるモデルでも、下付けすると上部配光カットが無意味になります。
ライトを装着したら、ロードバイクの正面に立って眩しすぎないか確認しましょう。
ライトを下付けしてハンドル周りすっきり、安全にロードバイクを楽しもう


この記事では下付けできるロードバイク用ライトのおすすめをご紹介しました。
ライトを下付けするとハンドル周りがスッキリし、見た目が良くなります。
下付け可能なロードバイク用ライトを選ぶときのポイントは以下の通りです。
- 明るさと持続時間
- バッテリーの種類
- 機能性
- 防水性
- ワイヤーへの干渉具合
- リモコン・操作性
ライトはロードバイクを安全に楽しむために必須のアイテムです。
目的に合うライトを付けて、安全快適にサイクルライフを満喫しましょう。
ロードバイク用下付けライトに関するよくある質問
- 下付けライトってどうやって取り付けるの?
-
ライトの取り付け方法はいくつかあります。
バンドをハンドルに回して、締め付けて固定するものや、サイコンマウントの下側に取り付けるものなど。
サイコンの下に取り付ける場合、専用のアダプタが必要になるので注意しましょう。
- デイライトってどんな効果があるの?
-
昼間もライトをつけておくと、対向車や歩行者に自分の存在をアピールできます。
必須ではありませんが、事故のリスクが減らせるので、余裕があれば搭載するのがおすすめです。
- ロードバイク用ライトは明るすぎると違法になる?
-
厳密に自転車のライトの明るさを規定する条文は見つかりませんでした。
ですが、明るすぎるライトは都道府県の条例に引っかかる可能性があります。
例えば、東京都の道路交通法に以下の文言があります。
第17条 法第76条第4項第7号の規定による道路における禁止行為は、次に掲げるとおりとする。
(中略)
(3) 車両の運転者の目をげん惑するような光をみだりに道路上に投射すること。
引用元:東京都道路交通規則違法じゃなかったとしても、明るすぎると対向車や歩行者の目を眩ませる可能性があります。
自分だけじゃなく、周囲のことも考えたライドを心がけましょう。
- 百均のライトは使える?
-
百均のライトはメインライトではなく、サブの補助灯としてなら使えます。
各都道県が定める自転車ライトに必要な明るさを満たしていないことが多いので、明るさが確保できるメインライトを用意しましょう。
- エアロハンドルに付けられるライトはある?
-
エアロハンドルなどの特殊な形状に対応しているライトもあります。
シリコンゴムのストラップタイプや、エアロハンドル対応のマウントがあれば、搭載できるでしょう。
エアロハンドル対応のレックマウントは、上側にサイコンやカメラ、下側にライトがセットできます。
ハンドル周りをスッキリ見せたい場合は、レックマウントも検討しましょう。
- ルーメンて何?
-
光源から放たれたすべての光「光束」の量を表す単位です。
ロードバイク用ライトの明るさは多くの場合、ルーメン(lm)で表示されます。
カンデラは、光源から出る光の強さ「光度」を表しています。照らしている範囲内で一番明るい箇所の数値になります。