- ロードバイクのサイコンの選び方が分からない…
- ロードバイク用サイコンのおすすめが知りたい
ロードバイクに慣れてくると、自分の走りをステップアップしたいと考える人は多いです。
でも、トレーニング効率化のためにサイコンを買おうと思っても、種類が多すぎるとどれがいいのか分からないですよね。
シュンそこでこの記事では、40種以上のサイコンを調査したロードバイク乗りが、ロードバイク用サイコンのおすすめをご紹介します。
この記事を読めば、初心者から上級者まで、ぴったりのサイコンが見つかりますよ。
あなたに合うサイコンを見つけて、サイクリングを一段階レベルアップしましょう。
ロードバイク用サイコンはサイクリングの楽しみを広げるツール


サイコンはサイクリングコンピューターの略です。
装着すると、走行速度や走行距離、登った坂の高さといった情報を測定して、サイコンの画面に数字で表示できます。
自分の今の走力が可視化されますし、トレーニングの成果も目で見て分かるようになるので、成長を実感できます。



平均巡航速度30km/hとか、よく見ますよね。自分がその速度に達しているのかどうかが分かるのは楽しいですよ。
ロードバイクに乗るにあたって必須のツールではありませんが、サイコンがあるとロードバイクの魅力をさらに深められます。
ロードバイクにサイコンを付けるメリット
ロードバイクにサイコンを付けるメリットは以下の通りです。
- 各種数値の可視化(速度・距離)
- ナビ機能とルート設定が便利
- スマホアプリより計測が正確
- スマホのバッテリーを気にしなくて良い
- 各種センサーと連携できる
各種数値の可視化(速度・距離)
サイコンでは走行速度や走行距離が数値で表示されます。
自分の今の実力が大まかにでも分かるため、トレーニングが必要かどうかの目安になります。



今スピードが20キロしか出せないなら、もっと頑張ろうって気になりますし、平均を超えていれば自信がつきますね。
サイコンでは以下のような数値も見れます。
- 平均速度
- 走行時間
- 最高速度
- 消費カロリー
- ラップタイム
- 高度
別途センサーを連携させれば、もっと多くの数値が確認できます。
トレーニング結果が数値に表れれば、成長も実感できるので、ロードバイクで速く走りたいと思う人にとっては、サイコンは必須です。
ナビ機能とルート設定が便利
トレーニングに興味が無い人にとっても、サイコンは便利です。
サイコンにはカーナビのように、ナビ機能が付いているモデルもあります。


スマホのアプリを使って事前に目的地までのルートを設定しておけば、画面上で道案内をしてくれます。



ルートから外れたらアラートを出してくれたり、ルートを作り直してくれたりといった機能をもつモデルもあります。
ポタリングやカフェ巡り、グルメライドをするときに、道に迷って時間と体力を浪費しなくてすむのは嬉しいポイントです。
スマホアプリより計測が正確
スマホのアプリにも、サイコンと同じような機能をもつものがあります。
走行距離や時間を測れるので、サイコンはいらないと思う人もいるかもしれません。
ですが、スマホで測れる数値は、GPSの位置情報をもとに演算で割り出した概算値です。


サイコンの場合、ロードバイクにスピードセンサーを取り付けるモデルも多いため、より正確な計測ができます。



トレーニングに活かすのであれば、誤差の少ない数値がとれるサイコンを利用した方が良いでしょう。
スマホのバッテリーを気にしなくて良い
スマホをサイコン代わりにすると、バッテリー切れが気になるという問題もあります。
GPS機能はかなりのバッテリーを消費するので、いざスマホが使いたいときにバッテリー切れで使えない!なんてこともあるでしょう。



遠出したときに帰りのバッテリーが足りなくなったら、地図無しで走らないといけなくなります。
サイコンは満充電で10時間以上もつものも多いです。
都度モバイルバッテリーで充電するのも手間やコストもかからないので、中・長距離のライドをするならサイコンの搭載をおすすめします。
各種センサーと連携できる
サイコンにはパワーメーターやケイデンスセンサー、心拍センサーとペアリングできるモデルもあります。
サイコンとセンサーを連携すると、トレーニング効率のアップや、ペダリングフォームの修正、ライド中のペース配分などができます。



速度は風や道路状況の影響も受けやすいです。例えば200Wのパワーで漕いだとしても、向かい風と追い風では速度が大きく変わります。速度が出てないからといって無理にペースを上げると、ライド後半のバテに繋がってしまいます。
ペダリングフォームが良くなったり、ペース配分ができるようになると、長い距離を速く、スタミナを温存しながら走れるようになります。
今までよりも遠くまで行けるようになるので、ロードバイクに乗る楽しみがさらに増えますよ。
ロードバイクにサイコンを付けるデメリット
サイコンの良い面をたくさんお伝えしましたが、サイコンにはデメリットもあります。
デメリットとしては、画面を注視しすぎると、サイクリング中の風景や景色を見るという楽しみが薄れてしまうこと。





数字ばかりに気をとられて、ロードバイクの楽しみ方が変わってしまう可能性があります。
事故のリスクも上がってしまうので、数字に引っ張られすぎないよう気をつけましょう。
ロードバイク用サイコンの選び方
サイコンを選ぶときは、必要な性能や機能を把握しておきましょう。
いらない機能が満載でも使い方に困りますし、たくさん機能が付いていると、値段も高くなります。
自分に必要な性能をもったサイコンを選ぶためのポイントは以下の通りです。
- 接続方式
- GPS機能
- データ計測(心拍数・ケイデンス等)
- バッテリー
- 防水性能
- 用途・目的
接続方式
サイコンの画面にデータを表示するためには、発信機であるセンサーと接続しなくてはいけません。
接続方式は以下の2通りです。
| 接続方式 | 特徴 |
|---|---|
| ワイヤレス | 設置が手軽 ケーブルの取り回しが不要で取り付けがスムーズ 見た目もスッキリ トンネルなどで電波の送受信が上手くいかない可能性あり |
| 有線 | 価格が控えめ 通信が安定する 電波干渉トラブルの心配がほとんどない 選択肢が非常に少ない |
現在の主流はワイヤレスです。
ケーブルがないので取り付けが楽ですし、見た目もスッキリするのが特徴です。



最近はブレーキやシフトワイヤーも内装式のモデルが増えてますし、ケーブルがごちゃごちゃ見えていると野暮ったい感じがしますよね。
有線のサイコンはセンサーと物理的に繋がっているので、通信が安定するというメリットがあります。
一方で、ケーブルが増えてハンドル周りが雑多に見えてしまったり、ケーブルルーティングを気をつけないとハンドル操作に影響したりといったデメリットがあります。
また、有線のサイコンは選択肢がとても少ないので、希望するスペックやデザインのモデルが見つからないかもしれません。
GPS機能
サイコンでナビ機能やトレーニングデータの記録をしたいなら、GPS機能は欲しいところです。
位置情報をリアルタイムで取得できるので、ケイデンスやスピードセンサーが無くても速度や距離の測定ができます。
ルートの記録とスマホアプリへの連携もしやすいです。



地図機能が付いているモデルなら、ポタリングや街ブラ、カフェ巡りライドなどのときに、迷わずに目的地まで到着できます。
マグネットでホイールに取り付けたセンサーが回転を感知するだけのモデルもありますが、これは最低限のデータで十分な人向けです。
ルート記録や高度測定に対応していないモデルが多く、物足りなくなる可能性があります。
将来がっつりトレーニングやロングライドをやる可能性があるなら、GPS搭載モデルがおすすめです。
データ計測(心拍数・ケイデンス等)
トレーニングの質をあげたい、ライディングスキルをワンランクアップしたい人は、心拍計やケイデンスセンサー、パワーメーターとペアリングできるモデルを選びましょう。
身体の状態やケイデンスをリアルタイムで把握できたり、無駄に力が入っていないかといった情報を確認できます。
ライディングに関する情報が数値で見れると、感覚に頼らない、数値に基づいた練習が可能になります。
サイコンには心拍計とケイデンスセンサーがセットになっている商品もありますが、パワーメーターにもケイデンスセンサー内蔵のものもあります。



せっかくサイコンとケイデンスセンサーを買ったのに、ケイデンスセンサー内蔵のパワーメーターを買ってしまって無駄金になった。っていうのはよく聞く話です。
将来的にパワーメーターを導入するのであれば、ケイデンスセンサーが被らないように事前に目星をつけておくと良いでしょう。
以下の記事でパワーメーターのおすすめを紹介していますので、併せてご覧ください。


バッテリー
ロングライドやブルベをしたいなら、バッテリーが長持ちするモデルがおすすめです。
途中でバッテリーが切れると走行記録が残せず、ナビ機能も使えなくなります。



連続で24時間以上もつモデルなら、バッテリー切れの心配をしなくてすみます。
急速充電できるモデルだと、うっかりバッテリー切れを起こしても、コンビニなどで休憩してる間に充電できるので、より安心です。
防水性能
ロードバイクに乗っていると、思わぬタイミングで雨に打たれることもあります。
サイコンは機械ですので、防水性能にも気を配りましょう。
防水性能はIPコードで表記されていて、「IPX0」から「IPX8」までの9段階で評価されます。
各等級の目安は以下の通りです。
| 等級 | 性能目安 |
|---|---|
| IPX0 | 特に保護なし |
| IPX1 | 鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響がない |
| IPX2 | 鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない |
| IPX3 | 鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない |
| IPX4 | あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない |
| IPX5 | あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない |
| IPX6 | あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない |
| IPX7 | 一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない |
| IPX8 | 継続的に水没しても内部に浸水することがない |
100km以上走るなら、IPX7以上あると安心です。
一方で、あんまり雨に打たれない日常使いなら、4~6で問題ありません。
雨の日にも乗るかどうかで選びましょう。
用途・目的
サイコンをどう使うか、目的や用途で選ぶのもアリです。
| 用途 | 価格帯 | 必要な機能 |
|---|---|---|
| 通勤・通学 | 1万円以下 | 速度、距離、時間 |
| 週末サイクリング | 1~4万円 | 速度、距離、時間、ナビゲーション |
| ロングライド、ガチめのトレーニング | 5万円から | 速度、距離、時間、高度、ケイデンス、心拍数、パワー、ナビゲーション |
通勤や通学でちょっと数字を見てみたいくらいであれば、1万円以下のモデルで問題ありません。
速度や距離といった、必要最小限の機能だけを搭載しているので、価格もお手頃です。
週末のサイクリングでも使いたい場合は、ナビ機能付きのモデルがおすすめ。
遠い場所やお店など、初めて行く目的地でも、道に迷わずに到着できます。



道に迷うと体力も時間も消費します。来た道を戻るなんてことになると、メンタル的にも疲弊するので、知らないところに行くのであれば、ナビ機能は必須です。
長距離ライドやレースに出たい人など、本格的なトレーニングをするのであれば、各種センサーとペアリングできるモデルが良いでしょう。
心拍数やパワーを画面に表示すれば、ペース配分もしやすくなりますし、数字を活用した効率的なトレーニングが可能です。
1分1秒を争うレースや、できるだけ体力を温存しながら走りたいロングライドで、無駄のない走りができるようになります。



余談ですが、老眼や視力があまり良くない人は、画面が大きいモデルがおすすめです。走行中にサイコンの文字を読むことに集中しすぎて、道路状況への注意力が落ちてしまうと事故のリスクが高まります。
ロードバイク用サイコンの有名メーカー
とはいえ、サイコンも様々なメーカーが販売しています。
種類がめちゃくちゃ多くて何を使えばいいか分からないときは、メジャーなメーカーを使うと良いでしょう。
培ってきた技術に加えて、長年積み重ねてきた信頼があります。



信頼には計測精度や使いやすさといった単純なスペックの話と、耐久性や壊れてしまったときの対応・保証なども含まれます。
サイコンを販売している代表的なメーカーは以下の4社です。
| メーカー名 | 特徴 |
|---|---|
| CAT EYE | 初心者向けのリーズナブルなモデルを多数開発している日本のメーカー。最小限の機能で安価なため、初めてのサイコンとして人気がある。 |
| BRYTON | コスパに優れるサイコンを作る台湾のメーカー。安価で手を出しやすいモデルから、ハイエンドなモデルまで開発。グループライドやバーチャルライド、スマートトレーナーとの連携など機能が豊富。 |
| Wahoo | GPSウォッチなどを開発・製造するアメリカのスポーツ・トレーニング機器メーカー。ELEMNTシリーズ(ACE、ROAM 3、BOLT 3)は、性能、シンプルさ、シームレスな統合性があるが、地図機能の優秀さが際立つ。 |
| GARMIN | 世界最高峰のGPS計測技術を持つメーカー。比較的高価なモデルが多い。リアルタイムスタミナ機能や推奨パワーを表示するパワーガイド、多種多様な数値分析に今日のワークアウトの提案など、ガチめのユーザー向け機能が多い。 |
新進気鋭のメーカーもありますので紹介します。
評価も高く、グイグイ知名度を上げてきていますが、ブランド力がまだ高くないので、リーズナブルなモデルが多いです。
| メーカー名 | 特徴 |
|---|---|
| iGPSPORT | 2012年に設立された中国のメーカー。リーズナブルながら機能性は十二分。ツール・ド・フランスで5年4度の総合優勝を果たした伝説的チャンピオ「クリス・フルーム」が、24年3月20日にグローバルブランドアンバサダーに正式就任した。 |
| MAGENE | 2015年に設立された中国のハイテク企業。リーズナブルかつ高機能なサイコンを開発している。自社のライトとも連携可能。 |
新興のメーカーは安くハイスペックなサイコンが使えるメリットがあります。
ですが、事業から撤退すると、以降はサポートが受けられなくなるというデメリットもあります。



サポートが終わるとファームウェアのアップデートがされなくなったり、連携アプリが終了したりといった不具合が出ますね。サイコンがまったく使えないわけじゃないですが、ナビ機能も地図が更新されなくなるので、けっこう不便です。価格とリスクのトレードオフって感じですね。
ロードバイク用おすすめサイコン14選
ロードバイク用サイコンのおすすめをご紹介します。
ミドルエンド以上になると計測機能できる項目にほとんど差はないので、価格やナビ・地図機能の有無や、補助機能の多さなどを目安に、初心者向けから上級者向けまで選出しました。
| 商品名 | 価格 | タイプ | サイズ | 重量 | バッテリータイプ | 連続動作時間 | 通信方式 | 画面サイズ | 主な計測・表示項目 | 地図機能 | ナビ機能 | 防水性能 | バックライト | STRAVA連携 | 専用アプリ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() ![]() VELO 9 CAT EYE | ¥3,080 | 有線 | – | 30g | CR2032x1 | – | – | – | 走行速度、走行時間、走行距離、平均速度、最高速度、消費カロリー、CO2削減量、積算距離 | – | – | IPX8(センサー除く) | – | – | – |
![]() ![]() MICRO WIRELESS CAT EYE | ¥7,700 | ワイヤレス | 53.5x36x17.5 | 本体:26g センサー:15g | 本体:CR2032x1個 センサー:CR2032x1個 | – | – | – | 走行速度、走行時間、走行距離、平均速度、最高速度、積算距離、ストップウォッチ | – | – | IPX8 | 〇 | – | – |
![]() ![]() PADRONE+ CAT EYE | ¥7,480 | ワイヤレス | 67.5x43x15.6 | 本体:33.3g センサー:15g | 本体:CR2032x1個 センサー:CR2032x1個 | – | – | – | 走行速度、走行時間、走行距離、平均速度、最高速度、積算距離、ストップウォッチ | – | – | IPX8 | 〇 | – | – |
![]() ![]() BC107 CooSpo | ¥6,999 | ワイヤレス | 80x54x20.64 | 64g | 充電式 | 28時間 | ANT+、Bluetooth | 2.4インチ | 走行速度、走行時間、走行距離、平均速度、最高速度、積算距離、高度、ケイデンス、傾斜、パワー、ラッ、カロリー | – | – | IP67 | 〇 | 〇 | 〇 |
![]() ![]() Rider17 BRYTON | ¥9,460 | ワイヤレス | 55×80.6×12.8 | 63g | USC-C充電式 | 25時間 | Bluetooth(iOS&Android)、ANT+ | 3インチ | 走行時間、速度、距離、ケイデンス、心拍数、勾配、ラップ情報、高度、進行方向 | – | – | 最大1メートルまでの水への偶発的な接触が最大30分間まで可能 | 〇 | 〇 | 〇 |
![]() ![]() Rider650 BRYTON | ケイデンス・心拍センサー付属:¥34,650 本体のみ価格:\24,750 | ワイヤレス | 84.5×56.8×16 | 92g | USC-C充電式 | 33時間 | Bluetooth(iOS&Android)、ANT+ | 2.8インチ | 走行時間、速度、距離、ケイデンス、パワー、心拍数、勾配、ラップ情報、高度、進行方向 | 〇 | 〇 | 最大1メートルまでの水への偶発的な接触が最大30分間まで可能 | 〇 | 〇 | 〇 |
![]() ![]() C506 MAGENE | ¥19,800 | ワイヤレス | 78x48x17.5 | 76g | USC-C充電式 | 17時間 | WiFi、Bluetooth 5.0、ANT+ | 2.4インチ | 時間、速度、距離、ケイデンス、パワー、心拍数 | 〇 | 〇 | IPX7 | 〇 | 〇 | 〇 |
![]() ![]() iGS630S iGPSPORT | ¥34,760 | ワイヤレス | 92x52x16.5 | 100g | USC-C充電式 | 45時間 | BLE/ANT+ | 2.8インチ | 速度、ケイデンス、心拍、パワー、高度、カロリー、勾配、ラップ、天気、FTP | 〇 | 〇 | IPX7 | 〇 | 〇 | 〇 |
![]() ![]() ELEMNT ROAM3 Wahoo | ¥83,600 | ワイヤレス | 96x53x24 | 107.7g | USC-C充電式 | 25時間 | ANT+、Bluetooth、Wi-Fi | 2.8インチ | – | 〇 | 〇 | IPX7 | 〇 | 〇 | 〇 |
![]() ![]() EDGE 550 GARMIN | ¥71,800 | ワイヤレス | 54.6×92.2×16.8 | 110g | USC-C充電式 | 12時間 | ANT+、Bluetooth、Wi-Fi | 2.7インチ | 走行時間、速度、距離、ケイデンス、パワー、心拍数、勾配、ラップ情報、高度、進行方向、スタミナ、天気、補給タイミング | 〇 | 〇 | IPX7 | 〇 | 〇 | 〇 |
![]() ![]() RiderS810 BRYTON | ケイデンス・心拍センサー付属:¥56,100 本体のみ価格:\46,200 | ワイヤレス | 102.5×57.6×15.8 | 116g | USC-C充電式 | 50時間 | Bluetooth(iOS&Android)、ANT+ | 3.5インチ | 走行時間、速度、距離、ケイデンス、パワー、心拍数、勾配、ラップ情報、高度、進行方向 | 〇 | 〇※アプリ接続による | 最大1メートルまでの水への偶発的な接触が最大30分間まで可能 | 〇 | 〇 | 〇 |
![]() ![]() iGS800 iGPSPORT | ¥53,900 | ワイヤレス | 99x60x21 | 120g | USC-C充電式 | 50時間 | BLE/ANT+ | 3.5インチ | 速度、ケイデンス、心拍、パワー、高度、カロリー、勾配、ラップ、天気、FTP | 〇 | 〇 | IPX7 | 〇 | 〇 | 〇 |
![]() ![]() EDGE 850 GARMIN | スピード・ケイデンス・心拍センサー付属:\99,801円 本体のみ価格:¥85,800 | ワイヤレス | 54.6×92.2×16.8 | 113g | USC-C充電式 | 12時間 | ANT+、Bluetooth、Wi-Fi | 2.7インチ | 走行時間、速度、距離、ケイデンス、パワー、心拍数、勾配、ラップ情報、高度、進行方向、スタミナ、天気、補給タイミング | 〇 | 〇 | IPX7 | 〇 | 〇 | 〇 |
![]() ![]() ELEMNT ACE Wahoo | ¥108,900 | ワイヤレス | 126x71x24 | 210g | USC-C充電式 | 30時間 | ANT+、Bluetooth、Wi-Fi | 3.8インチ | 速度、ケイデンス、心拍、パワー、高度、勾配、ラップ、FTP | 〇 | 〇 | IPX7 | 〇 | 〇 | 〇 |
※バッテリーの連続動作時間について:バッテリーの駆動時間は、バックライトの明るさやGPSの設定、接続されているセンサーの数など、使用状況によって異なりますのでご留意ください。
通勤・通学や初心者向けのおすすめサイコン5選
まずは通勤通学やちょっとしたライドで使うための、入門モデルをご紹介します。
VELO 9 | CAT EYE


| 価格 | ¥3,080 | サイズ | – |
| 重量 | 30g | 連続動作時間 | – |
| 画面サイズ | – | 地図機能 | – |
| ナビ機能 | – | 防水性能 | IPX8(センサー除く) |
| メリット | 数少ない有線式 消費カロリーが分かる CO2削減量が分かる ペースアロー機能搭載 | デメリット | ケーブルの取り回しに注意が必要 バックライトが無く夜間は見づらい ケイデンス・心拍・GPSセンサー非対応 |
「VELO 9」はリーズナブルに導入できる有線式のサイコンです。
走行速度・時間・距離といった基本情報をしっかり把握でき、平均速度や最高速度も確認できます。
シンプルな構成なので、複雑な設定が苦手な人でも安心して使える点が魅力です。
概算値ですが、消費カロリーやCO2削減量の算出も可能。
日々の移動が健康にも環境にもプラスになることを実感できます。
消費カロリー:1秒ごとに速度から演算した値を累積
CO2削減量:走行距離×0.15 係数0.15は国交省のガソリン車1km走行におけるCO2排出量の数式に、2008年度ガソリン乗用車全体の平均値を当てはめて演算
平均速度より速いか遅いかを示すペースアロー機能もあるので、ペース配分がしやすいです。



コスパを重視しながら、基本性能をきちんと押さえたい初心者にぴったりのサイコンです。
MICRO WIRELESS | CAT EYE


| 価格 | ¥7,700 | サイズ | 53.5x36x17.5 |
| 重量 | 本体:26g センサー:15g | 連続動作時間 | – |
| 画面サイズ | – | 地図機能 | – |
| ナビ機能 | – | 防水性能 | IPX8 |
| メリット | 画面のカスタマイズが可能 ストップウォッチ機能搭載 ナイトモード搭載 ペースアロー機能搭載 | デメリット | ケイデンス・心拍・GPSセンサー非対応 |
「MICRO WIRELESS」は画面のカスタマイズができるワイヤレスタイプのサイコンです。
常時表示する箇所に好みのデータを表示させるプログラマブルディスプレイを搭載しているうえ、不要な機能を非表示にする機能もあります。
機能を絞って素早いデータ確認ができるので、ライド中のデータ確認で手間取りません。
また、ストップウォッチ機能もあり、通勤ルートを走るときのタイム計測や、ちょっとしたトレーニングで活用可能です。
日が落ちている退勤時の走行でも、ナイトモードでバックライトが付くので、画面が見やすいのも嬉しいポイントです。



手軽さと多機能性のバランスが取れた、ステップアップしたい向けのサイコンです。
PADRONE+ | CAT EYE


| 価格 | ¥7,480 | サイズ | 67.5x43x15.6 |
| 重量 | 本体:33.3g センサー:15g | 連続動作時間 | – |
| 画面サイズ | – | 地図機能 | – |
| ナビ機能 | – | 防水性能 | IPX8 |
| メリット | 画面や文字が大きく視認性が高い ストップウォッチ機能搭載 ナイトモード搭載 | デメリット | 見たいデータを表示するまでに何度もボタンの押下が必要 ケイデンス・心拍・GPSセンサー非対応 |
「PADRONE+」はCAT EYEのワイヤレスサイクルコンピュータの中でも「見やすさ」と「直感的な操作性」を重視したモデルです。
サイズが67.5×43mmと、MICRO WIRELESS(53.5x36mm)よりも画面が大きく、文字も大きいので、ライド中でも視認性が高くなっています。
基本操作は画面下のドットボタンを押すだけのクリックテック式。グローブ着用時でも押しやすいため、ストレスなく切り替えが可能です。
計測漏れを防ぐオートモードに、暗所でも画面が見やすいナイトモード、電池残量を知らせるバッテリーアラームなど、必要な機能は過不足なく搭載しています。



手軽に使えて画面も見やすいサイコンです。
BC107 | CooSpo


| 価格 | ¥6,999 | サイズ | 80x54x20.64 |
| 重量 | 64g | 連続動作時間 | 28時間 |
| 画面サイズ | 2.4インチ | 地図機能 | – |
| ナビ機能 | – | 防水性能 | IP67 |
| メリット | 各種センサーと接続可能 専用アプリでログの管理ができる オートバックライト機能 | デメリット | バックライトの手動切り替えはできない |
「BC107」は充実した機能を手頃な価格で備えたサイコンです。
スピード計測などの初心者向けサイコンに必要な機能は搭載したうえで、外部センサーとの接続機能もあります。
心拍計やパワーメーターなどと接続すれば、ケイデンスやパワーなどの詳細データも表示できるため、ライドの分析に役立ちます。
専用アプリと連携すればデータの管理や設定変更、走行ログの保存も可能。STRAVAへの自動アップロードにも対応しています。



コスパに優れていて、まさしく価格破壊のサイコンです。ただ、Amazonのレビューでは不具合や壊れやすいという口コミもけっこうあるので、そういうものと割り切っておいた方がいいかもです。
Rider17 | BRYTON


| 価格 | ¥9,460 | サイズ | 55×80.6×12.8 |
| 重量 | 63g | 連続動作時間 | 25時間 |
| 画面サイズ | 3インチ | 地図機能 | – |
| ナビ機能 | – | 防水性能 | 最大1メートルまでの水への偶発的な接触が最大30分間まで可能 |
| メリット | GPS搭載モデル 各種センサーと接続可能 ログを自動でアプリに同期 着信やSMS通知の表示可能 | デメリット |
「Rider17」はリーズナブルかつ多機能なサイコンです。
GPS搭載なので、スピードセンサーの取り付けや複雑な設定は不要。電源を入れて衛星信号を取得すればすぐに使用できます。
位置測定にはGNSSを採用していて、GPS・GLONASS・Galileo・QZSSなど複数の衛星システムに対応するため、都市部や山間部でも高い精度で位置測定が可能です。
本体は63gと軽量ですが、画面は3インチと大型。バックライトもあるので視認性も高いです。
Bryton Activeアプリとも連携可能で、データの管理や分析、画面レイアウトのカスタマイズなどが簡単にできます。
STRAVAやTrainingPeaksなどとも自動同期できるので、手動でアップロードする手間が省けます。
- GNSS採用:GPS(アメリカ)、GLONASS(ロシア)、BDS(中国)、Galileo(ヨーロッパ)、QZSS(日本)をサポート
- バックライト付き
- Bryton Activeアプリと連携可能
- 自動同期:STRAVA、TrainingPeaks、Komoot、Relive
- 自動ラップ機能:特定の距離や場所で自動的にラップをマーク
- モバイルバッテリーで充電可能
- スマート通知:スマホとペアリングして着信やSMSの通知を表示
- 気圧計内蔵:勾配データや標高上昇をリアルタイムで表示
- Live Track:自分の今の位置を家族や友人に共有
- GARDIA R300Lスマートレーダーリアライトと互換性:後方からの車両接近時、画面表示や音声通知を通じてリアルタイムで警告
- ワークアウトの同期と計画、ライド計画のダウンロードが可能



まじで1万円切りですか?ってくらいの機能性の高さ。地図機能はいらないけどアプリ連携やログの管理はしたい人にぴったりのモデルです。
週末サイクリングがしたい中級者向けのおすすめサイコン5選
続いてポタリングや中距離ライドも楽しみたい中級者向けのサイコンをご紹介します。
本格的なサイコンを買うほどじゃないけど、スピード表示だけじゃ物足りない人はこのレベルのサイコンがおすすめです。
様々な場所に行けるよう、地図やナビ機能の有無に焦点を当てて選出しました。
Rider650 | BRYTON


| 価格 | ケイデンス・心拍センサー付属:¥34,650 本体のみ価格:\24,750 | サイズ | 84.5×56.8×16 |
| 重量 | 92g | 連続動作時間 | 33時間 |
| 画面サイズ | 2.8インチ | 地図機能 | 〇 |
| ナビ機能 | 〇 | 防水性能 | 最大1メートルまでの水への偶発的な接触が最大30分間まで可能 |
| メリット | グループライド機能 クライムチャレンジ搭載 | デメリット |
「Rider650」は地図機能を搭載したBRYTONのミドルグレードサイコンです。
2.8インチのカラー液晶でタッチ操作にも対応なので、直感的に操作ができます。
グループライド機能やライブトラック機能もついていて、仲間の走行位置をリアルタイムで確認可能。遅れてしまった人がいても、安心して待っていられます。
トレーニングしたい人向けの機能も満載。各種センサーと連携すれば、走行速度や距離、ケイデンス、心拍数、パワーなど、多彩なデータを一台で管理できます。
クライムチャレンジ機能では、登坂区間では勾配や標高を自動表示。リアルタイムで登りの進捗を確認できます。
スマートトレーナーとも連携ができ、屋内トレーニング中も実際のルートを再現したバーチャルライドが可能です。



機能性と利便性を両立した、実走にもトレーニングにも活用できるモデルです。
ブライトンのサイコンは以下の記事で詳しく解説しています。


- タッチスクリーン
- グループライド:仲間のリアルタイムの進捗を確認
- ライブトラック:リアルタイムの走行位置を友人や家族と共有
- クライムチャレンジ1.0:ルート追跡中に距離・勾配・標高・登坂距離を表示
- スマートトレーナー対応:バーチャルライドや負荷の調整が可能
- Eバイク対応:シマノSteps&ANT+LEV E-Bikesと連携。アシストレベル、バッテリー残量、ギア位置をリアルタイムで確認可能
- 電動変速システム対応
- リアビューレーダー対応:後方からの車両の接近を検知
- スマート通知:電話、SNS、メールを通知
- STRAVAにアクティビティを共有可能
- Strava、Komoot、RideWithGPS からルートを自動的に同期可能
- 周囲の照明条件に応じてデバイスの表示を自動的に調整
C506 | MAGENE


| 価格 | ¥19,800 | サイズ | 78x48x17.5 |
| 重量 | 76g | 連続動作時間 | 17時間 |
| 画面サイズ | 2.4インチ | 地図機能 | 〇 |
| ナビ機能 | 〇 | 防水性能 | IPX7 |
| メリット | スマートリマインダー搭載 MAGENE製ライトと互換性あり | デメリット | 画面が小さめ 地図の縮尺が3段階表示 連続動作時間が短め |
「C506」は走行データの計測だけでなく、ライド全体をサポートするサイコンです。
走行ルートのナビゲーションはもちろん、コースを外れるとアラートが出るうえに、正しいルートへの最短距離を再計算するので、間違ったルートを走り続けることによる体力の消耗を防げます。
MAGENEが販売しているライトとも互換性があり、走り出したらフロントライトを自動点灯といった連携も可能です。
- L508レーダーテールライト
- L308インテリジェントエクスプレッションテールライト
- ATシリーズインテリジェントフロントライト
時間や距離に応じたリマインダー機能では、補給のタイミングを設定して通知させることで、ハンガーノックの危険性を減らせます。
各種センサーとのペアリングもできるので、トレーニングユーズも可能です。



画面は小さめですが、2万円で買える地図機能付きサイコンは少ないです。リーズナブルに地図機能が使いたい人向けのサイコンといえます。
- タッチスクリーン
- 自社ライトと互換性あり
- スマートリマインダー:水分補給やエネルギー補給時間などを通知
- OnelapFit APPと連携:トレーニングやサイクリングデータを提示・分析。STRAVAやTrainingPeaksなどのプラットフォームとデータを自動共有
- スマートトレーナーと接続:サイクリング履歴のFITファイルをアップロードし、アウトドアサイクリングアドベンチャーが可能。希望のパワーターゲット、抵抗、勾配を設定も可能
- DJIカメラの制御:ストレージとバッテリーの残量確認
- 自動明るさ調整
- 位置情報:GPS、GLONASS、Galileo、QZSS、北斗と連携
- 内部ストレージ4GB
iGS630S | iGPSPORT


| 価格 | ¥34,760 | サイズ | 92x52x16.5 |
| 重量 | 100g | 連続動作時間 | 45時間 |
| 画面サイズ | 2.8インチ | 地図機能 | 〇 |
| ナビ機能 | 〇 | 防水性能 | IPX7 |
| メリット | ルートの自動修正 バッテリー持ちが長い 急速充電対応 | デメリット |
「iGS630S」はロングライドに対応できるサイコンです。
デュアルバンドGPS測位で正確な位置情報を記録しつつ、オフラインマップとルート自動修正機能も搭載。ルートを外れても自動で再計算し、目的地までスムーズに案内します。
バッテリーの持ちも特徴で、センサーやGPSとの接続状況にもよりますが、最長で45時間の連続稼働が可能。もしバッテリー切れを起こしてしまっても、急速充電がライドへの復帰を助けます。
登坂時には「iClimb Pro」が勾配や残り距離をグラフィカルに表示。ペース配分をサポートしてくれます。
がっつりトレーニングしたい人は、16カテゴリ・150種類以上のデータ項目をカスタマイズして、パワー・心拍・ケイデンスなどの詳細なトレーニング分析も可能です。



トレーニング機能はほどほどに、バッテリー持ちを優先したい人に向いてますね。
iGPSPORTのサイコンは以下の記事で詳しく解説しています。


- ルート自動修正:オフラインマップ搭載
- 急速充電
- iClimb Pro:勾配、坂、登山距離、山頂距離、残りの上昇を表示
- スマート通知:通話、メッセージ、アプリ通知を表示
- ライディングアシスタント:天気や着信をワンタッチで確認
- レーダーテールライト・スマートライト・e-bike・スマートトレーナー・電動シフターと連動
- 自動明るさ調整
- StravaやTrainingPeaksへワンクリック同期
- 内蔵メモリ16GB
ELEMNT ROAM3 | Wahoo


| 価格 | ¥83,600 | サイズ | 96x53x24 |
| 重量 | 107.7g | 連続動作時間 | 25時間 |
| 画面サイズ | 2.8インチ | 地図機能 | 〇 |
| ナビ機能 | 〇 | 防水性能 | IPX7 |
| メリット | 音声ナビゲーション SUMMIT機能で登り坂を検出 | デメリット |
「ELEMNT ROAM3」は画面の見やすさや使いやすさに定評のあるサイコンです。
2.8インチのカラータッチスクリーンは、タップやズーム、スワイプなど、スマホと同じように扱えるので、直観的に操作が可能です。しかも、物理ボタンもあるので、指ぬきのグローブじゃなくても操作ができます。
操作画面はごちゃごちゃしていないシンプルな仕様で、ライドに集中しやすいです。
位置情報の取得にはデュアルバンドGPSシステムを採用し、GPSやGalileo、QZSSなど複数の衛星システムを利用して高精度な位置情報を取得します。
ナビには音声ナビゲーション機能を搭載。声でルートを提示してくれるので、画面を見る必要がありません。
「Back on Track」や「Route to Start」などのスマートナビゲーションに対応していて、道に迷ったときもすぐに最適ルートへ戻れます。
StravaやZwift、TrainingPeaksなどのプラットフォームとも同期し、トレーニング計画の実行や進捗確認、ライブセグメントも利用可能です。
Spotify、Apple Musicなど音楽アプリやGoPro操作、レーダーとの連携など拡張性も高く、ライドをより楽しくしてくれるサイコンです。



データは家に帰ってから見ればいい人や、シンプル高性能を求める人におすすめです。
Wahooのサイコンは以下の記事で詳しく解説しています。


- タッチスクリーン
- 音声スピーカー:音声がルートナビゲーション
- デュアルバンドGPS:GPS、GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSS、SBAS、NaviC
- ゾーンを保持:アプリで設定したパワーゾーンと心拍数ゾーンを表示
- Strava、Zwift、トレーニングピークス、Ride with GPS、Trail Forksなどに対応:ルートの同期、ワークアウトの実行、ライド後のデータ分析が可能
- スマートナビゲーション:「Back on Track(正しい道に戻る)」「Route to Start(最短ルート)」「Retrace Route(ルートの逆戻り)」が利用可能
- GoogleマップとAppleマップのルート共有:位置情報を共有して、ELEMNTでルートを作成
- SUMMIT機能:事前にインストールしていないルート上のこれからの登り坂を検出
- Strava Segments:新しい自己ベストの設定、お気に入りセグメントでKOM/QOM(キング/クイーン・オブ・ザ・マウンテン)を目指す、ルート上の重要な場所を見つける
- カスタムアラート:食事・水分補給・休憩のタイミングを通知
- トレーニングプランのインポート
- 音楽およびデバイスの管理:Spotify、Apple Music、レーダー、ライト、GoProを管理
- 環境光センサー
- 内蔵メモリ64GB
EDGE 550 | GARMIN


| 価格 | ¥71,800 | サイズ | 54.6×92.2×16.8 |
| 重量 | 110g | 連続動作時間 | 12時間 ※バッテリー節約モードで36時間 |
| 画面サイズ | 2.7インチ | 地図機能 | 〇 |
| ナビ機能 | 〇 | 防水性能 | IPX7 |
| メリット | Edgeユーザーで情報がシェアできる トレーニング機能が豊富 | デメリット | バッテリー持ちがイマイチ |
「EDGE 550」はELEMNT ROAM3よりもトレーニング志向が強めのサイコンです。
GPSはGLONASS、Galileo、みちびきに対応していて、高精度な位置測位が可能。ナビ機能では次の曲がり角を知らせるターンアラートや、ルート復帰機能など、ポタリングやグルメライドに必要な機能を備えています。
事故検出機能や盗難防止のバイクアラーム、LiveTrackによる位置共有など、安全性にも配慮。補給アラートやグループ機能も搭載していて、仲間とのライドをより楽しく、効率的にサポートします。
トレーニング面では、リアルタイムスタミナやパワーガイドなどの指標を利用して、最適な出力維持が可能。Garminコーチ機能を使えば目標や回復度に合わせたトレーニングプランを自動調整してくれます。
バッテリーは12時間駆動と短めですが、節電モードを使えば36時間まで延長できるうえ、ライド中の給電にも対応しているので、モバイルバッテリーがあれば、電池切れを起こしても充電しながら走行が可能です。



WAHOOよりトレーニング寄りの性能ですね。地図アプリもトレーニング機能もがっつり欲しい人向けです。
Garminのサイコンは以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。


- タッチスクリーン
- 位置情報:GLONASS、Galileo、みちびき
- バッテリー節約モード
- ライド中の電源供給可能
- Edgeユーザー間で道路の危険箇所をシェア
- スマート補給アラート:体力レベルやコースの負荷などに基づいて、必要な炭水化物量や水分量をアラートで通知
- ルートナビとスタート地点へのナビ
- Garminコーチ トレーニングプラン:トレーニング状況や回復度、コースの負荷に合わせてプランが柔軟に調整
- 先進のトレーニング機能:パワーガイドやリアルタイムスタミナ、サイクリング能力など、スポーツ科学に基づいたインサイトを確認
- リアルタイム天気情報:雨雲レーダーや風向きなどの天気情報を確認可能
- GroupRide機能:メッセージのやり取りや位置情報のシェア
- おすすめワークアウト:過去の記録やパフォーマンスなどのデータをもとに、あなたに合うワークアウトを作成
- リアルタイムスタミナ:ライド中のあなたのスタミナ残量を把握
- パワーガイド:リアルタイムスタミナや風向きに応じて推奨パワーを表示
- ClimbPro:コース中のクライムで残り距離や勾配の情報をリアルタイムに表示
- Variaレーダー対応:ライトとペアリングして後方の車両の接近状況を把握、ライトでドライバーに注意喚起
- 事故検出:デバイスが強い衝撃を検知すると、登録した緊急連絡先に通知
- バイクアラーム:オン時にバイクへの振動を感知すると、ビープ音のアラームが作動
- Tacxインドアサイクルトレーナー、e-バイク、電動シフト対応
レースやロングライドをするガチ勢向けのおすすめサイコン4選
最後はガチ勢向けのサイコンです。
このクラスになると地図機能やデータ分析機能は当たり前なので、バッテリーの持続時間や追加機能の優秀さなどを総合的に見ながら選出しています。
RiderS810 | BRYTON


| 価格 | ケイデンス・心拍センサー付属:¥56,100 本体のみ価格:\46,200 | サイズ | 102.5×57.6×15.8 |
| 重量 | 116g | 連続動作時間 | 50時間 |
| 画面サイズ | 3.5インチ | 地図機能 | 〇 |
| ナビ機能 | 〇※アプリ接続による | 防水性能 | 最大1メートルまでの水への偶発的な接触が最大30分間まで可能 |
| メリット | 音声検索が可能 ナビと同時に各種情報の表示が可能 連続動作時間が長い Climb Challenge2.0搭載 | デメリット |
「Rider S810」は、BRYTONの上級モデルとして設計されたハイエンドサイコンです。
3.5インチの大型タッチスクリーンを採用し、マップやデータを視覚的に確認しやすい設計。複数の衛星測位システム(GPS、GLONASS、BDS、Galileo、QZSS)に対応していて、高精度なルートトラッキングが可能です。
ナビゲーションではOSMマップを内蔵し、16段階ズームで詳細なルート確認ができます。
ナビ画面を出していると他の情報表示が制限される他社サイコンとは違い、Rider S810では複数の情報をナビと同時に表示が可能。
現在の走行速度だけでなく、平均速度や時刻といった情報が6種類まで出せるので、目的地までのペース配分に役立てられます。
バッテリーが50時間もつのも大きなメリットです。
ブルベなどに参加したい人にとっては、サイコンのバッテリー切れは死活問題ですが、200kmのブルベくらいであれば、充電無しで走り切れます。



トレーニング機能も十分に備わっていますし、ロングライドやブルベをメインにする人におすすめのサイコンです。
- タッチスクリーン
- 高度なワークアウト機能:トレーニングプランの作成、進行状況の確認可能
- サイクリングダイナミクス:ライディングポジション、パワー配分、PCO、左右バランスなどの動的データを表示
- ターンバイターンアラート:ルートの再計算
- グループライド:仲間のリアルタイムの進捗を確認
- ライブトラック:リアルタイムの走行位置を友人や家族と共有
- 音声入力検索:音声検索で任意の場所を検索
- OSM(OpenStreetMaps)マップ:自転車店、病院、給水所、トイレ、食品店など幅広いPOIが表示され、POIの上にポインターを合わせると、簡単な説明が表示
- クライムチャレンジ2.0:プリロードされたコースを必要とせずにリアルタイムの上昇情報を提供することで、クライミング体験を再定義。今後のクライミングは詳細なプレビューで予測
- スマートトレーナー対応:バーチャルライドや負荷の調整が可能
- Eバイク対応:シマノSteps&ANT+LEV E-Bikesと連携。アシストレベル、バッテリー残量、ギア位置をリアルタイムで確認可能
- 電動変速システム対応
- リアビューレーダー対応:後方からの車両の接近を検知
- スマート通知:電話、SNS、メールを通知
- Strava Live Segment
- Strava、Komoot、RideWithGPSからルートを自動的に同期可能
iGS800 | iGPSPORT


| 価格 | ¥53,900 | サイズ | 99x60x21 |
| 重量 | 120g | 連続動作時間 | 50時間 |
| 画面サイズ | 3.5インチ | 地図機能 | 〇 |
| ナビ機能 | 〇 | 防水性能 | IPX7 |
| メリット | ナビと同時に各種情報の表示が可能 連続動作時間が長い | デメリット | 日本語が一部怪しい |
「iGS800」は、iGPSPORTが展開するハイスペックなサイコンです。
3.5インチの大型カラータッチスクリーンを採用し、地図やデータの視認性を大幅に高めています。
画面はタッチ操作とボタン操作の両方に対応していて、グローブを着けたままでもスムーズな操作が可能です。
ナビ機能については、オフラインマップを搭載しているのが特徴です。
32GBの内蔵メモリに地図を保存でき、通信環境に依存せずルート案内を利用可能。
ルートを外れた際は自動で再検索を行いますし、出発地点に戻る「リターン機能」も搭載されています。
ライディングアシストポイントや補給リマインダーなど、走行サポート機能も細かく設計されています。
バッテリーは連続で50時間使えるので、ロングライドにも対応可能。
もし電池が切れてしまった場合でも、急速充電できるので安心です。



BRYTONのRiderS810とスペック的にはほぼ同じ。iGS800の方が物理ボタンが6つとRiderS810より2つ多いので、物理ボタンでの操作性が高めです。あとは好みかなと思います。
- タッチスクリーン
- マルチバンドGNSS測位
- ルート自動修正:オフラインマップ搭載
- ライディングアシスト:ルート上の重要な場所を設定可能
- 急速充電
- iClimb Pro:勾配、坂、登山距離、山頂距離、残りの上昇、リアルタイムのルートプレビューなどを表示
- レースセグメント認識:近くのライディングダイナミクス、距離、残りの距離、対戦相手との秒差を明確に表示し、世界中のライダーと競争可能
- サイクリングエネルギー管理:摂取カロリー、サイクリングの時間、距離に基づいて、水分補給とエネルギー補給を通知
- スマート通知:通話、メッセージ、アプリ通知を表示
- ライディングアシスタント:天気や着信をワンタッチで確認
- レーダーテールライト・スマートライト・e-bike・スマートトレーナー・電動シフターと連動
- 自動明るさ調整
- StravaやTrainingPeaksへワンクリック同期
- 内蔵メモリ32GB
EDGE 850 | GARMIN


| 価格 | スピード・ケイデンス・心拍センサー付属:\99,801円 本体のみ価格:¥85,800 | サイズ | 54.6×92.2×16.8 |
| 重量 | 113g | 連続動作時間 | 12時間 |
| 画面サイズ | 2.7インチ | 地図機能 | 〇 |
| ナビ機能 | 〇 | 防水性能 | IPX7 |
| メリット | Edgeユーザーで情報がシェアできる トレーニング機能が豊富 | デメリット | 連続動作時間が短い |
「EDGE 850」は、GARMINが開発した高性能サイクルコンピューターです。
EDGE 550は物理ボタン操作だったのに対し、EDGE 850ではタッチスクリーンを採用。直感的な操作性と視認性を両立しています。
パワーガイドやリアルタイムスタミナ表示により、体力配分を可視化しながら走行可能な点は変わらずです。



EDGE 550から比べるとデータ容量が大きく(32GB→64GB)、タッチスクリーン対応になっています。どちらを買うかで悩んだら、使いやすさに1万円を払えるかどうかで決めるといいですね。
- タッチスクリーン
- 位置情報:GLONASS、Galileo、みちびき
- バッテリー節約モードで36時間の駆動
- ライド中の電源供給可能
- Edgeユーザー間で道路の危険箇所をシェア
- スマート補給アラート:体力レベルやコースの負荷などに基づいて、必要な炭水化物量や水分量をアラートで通知
- ルートナビとスタート地点へのナビ
- Garminコーチ トレーニングプラン:トレーニング状況や回復度、コースの負荷に合わせてプランが柔軟に調整
- 先進のトレーニング機能:パワーガイドやリアルタイムスタミナ、サイクリング能力など、スポーツ科学に基づいたインサイトを確認
- リアルタイム天気情報:雨雲レーダーや風向きなどの天気情報を確認可能
- GroupRide機能:メッセージのやり取りや位置情報のシェア
- おすすめワークアウト:過去の記録やパフォーマンスなどのデータをもとに、あなたに合うワークアウトを作成
- リアルタイムスタミナ:ライド中のあなたのスタミナ残量を把握
- パワーガイド:リアルタイムスタミナや風向きに応じて推奨パワーを表示
- ClimbPro:コース中のクライムで残り距離や勾配の情報をリアルタイムに表示
- Variaレーダー対応:ライトとペアリングして後方の車両の接近状況を把握、ライトでドライバーに注意喚起
- 事故検出:デバイスが強い衝撃を検知すると、登録した緊急連絡先に通知
- バイクアラーム:オン時にバイクへの振動を感知すると、ビープ音のアラームが作動
- Tacxインドアサイクルトレーナー、e-バイク、電動シフト対応
ELEMNT ACE | Wahoo


| 価格 | ¥108,900 | サイズ | 126x71x24 |
| 重量 | 210g | 連続動作時間 | 30時間 |
| 画面サイズ | 3.8インチ | 地図機能 | 〇 |
| ナビ機能 | 〇 | 防水性能 | IPX7 |
| メリット | 音声ナビゲーション ウインドセンサー SUMMIT機能で登り坂を検出 | デメリット | 重い |
「ELEMNT ACE」はWahooの最上位サイコンです。
今回紹介したサイコンの中では最大の3.8インチタッチスクリーンを採用していて、ナビも走行データも非常に見やすいです。
デュアルバンドGPSや音声スピーカーはELEMNT ROAM3と変わらず搭載。
他社のサイコンと違う大きな特徴は、風速センサーの存在です。
サイクリングで最も重要な要素のひとつである「風」を可視化する機能を備えています。
走行中の風速を数値化してリアルタイムの空気抵抗を可視化。風やドラフティングの影響を把握できるので、効率的なペース配分や、ポジショニングの調整が可能です。
ライド終了後には「Wahoo Wind Dynamics」を使って、風がパフォーマンスにどんな影響を与えたかを振り返れます。



バッテリーはELEMNT ROAM3よりも5時間長くなって最大30時間の稼働です。よりロングライドに対応しやすくなった万能型モデルといえます。
- タッチスクリーン
- 音声スピーカー:音声がルートナビゲーション
- ウインドセンサー:リアルタイムの空力フィードバック
- デュアルバンドGPS:GPS、GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSS、SBAS、NaviC
- ゾーンを保持:アプリで設定したパワーゾーンと心拍数ゾーンを表示
- Strava、Zwift、トレーニングピークス、Ride with GPS、Trail Forksなどに対応:ルートの同期、ワークアウトの実行、ライド後のデータ分析が可能
- スマートナビゲーション:「Back on Track(正しい道に戻る)」「Route to Start(最短ルート)」「Retrace Route(ルートの逆戻り)」が利用可能
- GoogleマップとAppleマップのルート共有:位置情報を共有して、ELEMNTでルートを作成
- SUMMIT機能:事前にインストールしていないルート上のこれからの登り坂を検出
- Strava Segments:新しい自己ベストの設定、お気に入りセグメントでKOM/QOM(キング/クイーン・オブ・ザ・マウンテン)を目指す、ルート上の重要な場所を見つける
- カスタムアラート:食事・水分補給・休憩のタイミングを通知
- トレーニングプランのインポート
- 音楽およびデバイスの管理:Spotify、Apple Music、レーダー、ライト、GoProを管理
- 環境光センサー
- 内蔵メモリ64GB
ロードバイク用サイコンを買うときの注意点
サイコンを購入するときは、各種センサーがセットになっているかを確認しましょう。
本体だけの商品だと、GPSの位置情報からおおよその速度や距離、時間は出せますが、ケイデンスや心拍は出せない可能性があります。
心拍数やケイデンス、パワーの計測には別途センサーが必要です。
ロードバイクにサイコンを取り付けて、サイクリングをもっと楽しくしよう


この記事ではロードバイク用サイコンのおすすめをご紹介しました。
サイコンを選ぶときのポイントは以下の通りです。
- 接続方式
- GPS機能
- データ計測(心拍数・ケイデンス等)
- バッテリー
- 防水機能
- 用途・目的
サイコンを使えば、走行速度や距離の把握ができるので、ペース配分がしやすくなります。
ナビ機能付きであれば、ロングライドやグルメライドなど、知らない土地を走るときでも道に迷うことはないでしょう。
パワーメーターやケイデンスセンサーと連携すれば、トレーニング効率の向上も図れます。
今のライディングスキルからステップアップしたい人、ロングライドやグルメライドをしたい人は、ぜひ取り入れてみてくださいね。
ロードバイクのサイコンに関するよくある質問
- サイコンはどこに取り付けるの?
-
専用のマウントやゴムバンドなどを使って、ハンドルやステムに取り付けます。
取り付け器具は本体に付属されていることが多いです。
正規品以外のマウントはメーカーや型番など、対応機種かどうかを確認ください。
- サイコンの取り付けは難しい?
-
説明書に沿って作業すれば、問題なく取り付けられます。
ゴムバンドは工具不要、クランプ式の場合でも、六角のアーレンキーがあれば簡単に付けられます。
- スマホアプリがあればサイコンはいらないのでは?
-
スマホアプリでGPS機能を使うと、数時間でスマホが電池切れになります。
出先で使えなくなる可能性があるので、長時間の利用には不向きです。
その点、サイコンでは10時間以上の連続使用できるモデルが多いです。
防水性能もしっかりしているので、突然の雨でも安心して使えます。
スマホのことを考えるなら、長距離ライドやトレーニングに使う場合はサイコンが必須です。
反対に、日常の短距離ライド、街乗り、通勤通学くらいであれば、スマホアプリで十分と言えます。
- サイコンのバッテリーの寿命は?
-
リチウムイオン電池の寿命は、一般的に充電回数で500回と言われます。
ロードバイクに乗る時間が週に一回8時間の場合、月で32時間です。
満充電で30時間使えるモデルであれば、月に1回ちょっとの充電になります。
年間で13~15回程度の充電回数ですので、半端な充電状況が不安で追加で充電したとしても、年間25回くらいの充電でしょう。
年間25回程度の充電であれば、サイコンのバッテリーは理論上、20年もつ計算になります。
ですが、実際は高温・低温下での使用や満充電・深充電、経年劣化などにより、5~10年が寿命となるでしょう。
