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【2025年版】iGPSPORTサイコンのスペックを徹底比較!使い方別おすすめモデルも紹介

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  • iGPSPORTのサイコンの選び方が分からない…
  • モデル毎の違いが知りたい!

iGPSPORTのサイコンは、プロも使用するほどクオリティの高いサイコンとして人気です。

でも、同じようなモデルが多くて、モデル毎の違いが分かりづらいですし、自分でスペックを比較するのも大変ですよね。

そこでこの記事では、iGPSPORTのサイコンについて調べまくったロードバイク乗りが、iGPSPORTサイコンの違いや使い方ごとのおすすめをご紹介します。

シュン

この記事を読めば、あなたにぴったりのiGPSPORTのサイコンが見つかりますよ。

この記事の結論
タップできる目次

iGPSPORTのサイコンは高性能ながらリーズナブルな点が魅力

iGPSPORTは2012年に中国で設立した、サイコンやスマートウォッチを開発しているメーカーです。

機能性に対して価格が安く、コスパの良さが評判になってきています。

24年3月には、ツール・ド・フランスで5年で4度の総合優勝を果たした伝説的チャンピオン、クリス・フルームが、iGPSPORTのグローバルブランドアンバサダーに就任したことでも話題となりました。

iGPSPORTサイコンの特徴

iGPSPORTのサイコンには3つのシリーズがあり、それぞれ特徴が違います。

BSCシリーズ
  • BSC100S
  • BSC200
  • BSC200S
  • BSC300T

BSCはコストパフォーマンスに優れるシリーズです。

データの計測だけに機能を絞ったエントリーモデルから、カラー液晶にナビ・地図機能、タッチスクリーンにも対応するミドルグレードモデルなど、目的に沿って選びやすい構成となっています。

iGSシリーズ
  • iGS630S
  • iGS800

iGSシリーズはBSCでは物足りない人向けの上位モデルです。

大画面でバッテリー持ちが良く、GPSにもデュアルバンドを搭載。勾配や山頂までの距離などが分かるiClimb Proが使えるのもiGSシリーズの特徴です。

その他にもスマートトレーナーの制御機能やFTP自動検出など、よりトレーニング向けの機能を搭載しています。

BiNaviシリーズ
  • BiNavi

BiNAVIは2025年に誕生したモデルです。

名前の通り、地図機能に特化させたマシンで、iGS800の機能を持ったまま、ナビ機能をさらに強化しています。

トレーニングだけでなく幅広いユーザーにおすすめ

iGPSPORTサイコンの共通機能

iGPSPORTのスタンダードクラス、BSC200以上のサイコンが共通してもつ、主な機能は以下の通りです。

ルートナビゲーション進行方向を指示
フルGNSS複数の衛星からデータを受信。電波障害による位置情報エラーが少なくなる
エフェメリス(AGPS)エフェメリスは、GPSやGNSSで使われる「衛星の正確な位置と軌道情報」。AGPS(Assisted GPS)では、エフェメリスをインターネット経由などで事前に取得し、測位を速く・安定させる
気圧高度センサー気圧の変動により標高を計測
加速度センサー
データ測定カロリー・高度・勾配などのデータ測定
スマート通知携帯電話からの着信電話、メッセージ、およびアプリの通知を受け取る
各種センサー接続スピード・ケイデンス・心拍はBLE/ANT+、パワーメーターはANT+接続
スマートトレーナー接続トレーニングプランの作成・インポート
電動コンポ制御スラム、カンパニョーロ、シマノの電動コンポと連携
自動バックライト周囲の明るさを自動で感知してバックライトが点灯
サードパーティアプリ連携Strava、TrainingPeaks、Komoot

フルGNSSによる高精度の位置計測で、ナビ機能は優秀。

地図上には休憩などの主要地点をPOIで設定できるので、休憩忘れを防げます。

シュン

デバイス上でのリルートもできますし、クライムチャレンジなどのサイクリングを楽しむための機能も備えています。

モデルによってはバーチャルライドや屋内スマートトレーナーにも対応しているので、トレーニングで使うことも十分可能です。

パワーメーターやケイデンスセンサー、心拍モニターといったセンサーとも繋げられるので、データを取って自分の総力を知りたい場合にも活用できます。

パワーメーターについては以下の記事でまとめていますので、ぜひご覧ください。

iGPSPORTサイコンの比較

スタンダードクラス以上のiGPSPORTサイコンの比較表です。

スクロールできます
商品名価格サイズ重量連続動作時間画面サイズディスプレイタイプタッチスクリーンボタンメモリ自動明るさ調整防水性能GPS地図機能ナビ機能天気レーダーテールライトスマートライトE-bikeDi2コントロールシングルページデータ表示起動画面のカスタマイズ自動明るさ調整オフラインでの再ルート補助ポイントiClimb Proリアルタイムトラッキング
BSC200¥11,00082x53x14.567g30時間2.6インチモノクロ6400時間IPX7FULL GNSS8
BSC200S¥11,88082x53x14.166g25時間2.4インチカラー6400時間IPX7FULL GNSS8
BSC300T¥21,56082x53x14.167g20時間2.4インチカラー68GBIPX7FULL GNSS8
iGS630S¥34,76092x52x16.5100g45時間2.8インチカラー616GBIPX7FULL GNSS+Dual-band(L1+L5)10
iGS800¥53,90099x60x21120g50時間3.5インチカラー632GBIPX7FULL GNSS+Dual-band(L1+L5)12
BiNavi¥39,930101x60x14.5103g35+時間3.5インチカラー632GBIPX7FULL GNSS+Dual-band(L1+L5)12

BSC200:BSC200Sの比較

まずはBSC200とBSC200Sから比較していきます。

最低限の欲しい機能はきちんと備えたうえで、リーズナブルな価格設定なので、どちらも初心者の最初のサイコンとしておすすめのモデルです。

スペックを比較した表は以下の通りです。

スペック
BSC200

BSC200S
価格¥11,000¥11,880
サイズ82x53x14.582x53x14.1
重量67g66g
連続動作時間30時間25時間
画面サイズ2.6インチ2.4インチ
ディスプレイタイプモノクロカラー
タッチスクリーン
ナビ機能
地図機能
レーダーテールライト・スマートライト

主な違いとして、ディスプレイタイプの違いが挙げられます。

モノクロのBSC200に対し、BSC200Sは反射型カラーディスプレイ採用で、視認性が大幅に向上。天気の良い日でも画面が見やすいです。

ただし、カラー液晶に変わったことで、バッテリーの消耗が大きくなったのか、連続動作時間は5時間短い25時間。画面サイズは0.2インチマイナスの2.4インチになっています。

シュン

とはいえ、25時間もてば普通のロングライドは余裕でこなせるので、大きな問題ではないですね。。

BSC300T:iGS630Sの比較

続いてBSC300TとiGS630Sの比較です。

いわゆるミドルグレードに該当する2機種ですが、コスパに優れるBSCシリーズと、よりハイスペックなiGSシリーズという違いがあります。

スペック的な違いは以下の通りです。

スペック
BSC300T

iGS630S
価格¥21,560¥34,760
サイズ82x53x14.192x52x16.5
重量67g100g
連続動作時間20時間45時間
画面サイズ2.4インチ2.8インチ
タッチスクリーン
ボタン66
メモリ8GB16GB
自動明るさ調整
GPSFULL GNSSFULL GNSS+Dual-band(L1+L5)
Di2コントロール
シングルページデータ表示810
ナビ機能
地図機能
iClimb Pro

BSC300Tはタッチスクリーン対応、iGS630Sはボタン操作のみです。

ナビゲーション・地図機能はどちらにもありますが、iGS630Sはデュアルバンド対応なので、高層ビルの間や山の中などでも、測位精度が高いです。

デュアルバンド:通常のGPSは「L1」という周波数だけを使用しているが、デュアルバンドは「L1」と「L5」など、複数の周波数を同時に受信する

サイズはiGS630Sの方が縦に10ミリほど大きく、画面サイズも0.4インチ大、厚みも2.4ミリほど分厚くなっています。

重量も33g重いので、軽さを重視する人にはBSC300Tの方が向いているかもしれません。

ですが、バッテリー性能は段違い。BSC300Tの20時間に比べ、iGS630Sは最大45時間の連続使用が可能です。

より長時間のライドに対応できるようになっています。

シュン

BSC300Tは軽量・タッチスクリーン派、iGS630Sはバッテリー容量やGPS精度重視派向けって感じですね。

iGS630S:iGS800の比較

次にiGS630SとiGS800の比較をしていきます。

それぞれの違いは以下の通りです。

スペック
iGS630S

iGS800
価格¥34,760¥53,900
サイズ92x52x16.599x60x21
重量100g120g
連続動作時間45時間50時間
画面サイズ2.8インチ3.5インチ
タッチスクリーン
ボタン66
メモリ16GB32GB
自動明るさ調整
GPSFULL GNSS+Dual-band(L1+L5)FULL GNSS+Dual-band(L1+L5)
Di2コントロール
シングルページデータ表示1012
ナビ機能
地図機能
iClimb Pro

iGS800は630Sの上位モデルなので、基本的にほとんどのスペックがiGS800の方が高いです。

主な違いは、重さ・バッテリー容量・画面サイズ・メモリ容量・タッチスクリーンの有無です。

iGS800の方が画面が0.7インチも大きい分、20gほど重いです。

重さと引き換えに画面の広さを確保してあり、ナビ機能を使ったときに広い範囲を確認できるというメリットがあります。

連続動作時間もiGS800の方が5時間ほど長いですが、iGS630Sも最大で45時間もつので、ロングライドに使う分にはどちらでも問題ありません。

ただし、メモリ容量はiGS800の方が圧倒的に大きいので、コースデータや走行データを多く入れておきたい人にとっては嬉しいポイントといえるでしょう。

シュン

iGS630Sはボタン操作のみなので、タッチスクリーンによる誤操作を避けたい人はiGS630S、直観的に操作したい人はiGS800という選び方でもいいですね。

iGS800:BiNaviの比較

最後にiGS800とBiNaviの比較です。

スペック
iGS800

BiNavi
価格¥53,900¥39,930
サイズ99x60x21101x60x14.5
重量120g103g
連続動作時間50時間35+時間
画面サイズ3.5インチ3.5インチ
タッチスクリーン
メモリ32GB32GB
自動明るさ調整
GPSFULL GNSS+Dual-band(L1+L5)FULL GNSS+Dual-band(L1+L5)
Di2コントロール
シングルページデータ表示1212
ナビ機能
地図機能
iClimb Pro

iGS800の機能は残したまま、よりナビ機能に特化したのがBiNaviです。

最先端のアルゴリズムで、1,000kmのルートですらわずか1秒で解析する頭脳に、一度ロードブックとして登録しておけば、次回のライド時に自動でナビが起動し、走行データを記録する機能を搭載。

曲がり角に近づくとマップが自動でズームされたり、お気に入りのカフェや休憩所などへワンタップでナビを開始したりといった、手間なくスムーズにライドを楽しむ機能が満載です。

日を跨ぐライドなどで、走行ログをいったん保存し、次の日に再開できる「後で続ける」など、ブルベ向きの機能も搭載しています。

シュン

バッテリーの差を気にしないなら、機能差がほぼ無いのに約1万4千円も安いBiNaviが圧倒的におすすめです。

iGPSPORTサイコンの使い方別おすすめモデル

iGPSPORTのサイコンはモデルによってスペックに差があったり、使える機能に違いがあったりします。

ここからは使い方別のおすすめモデルを紹介します。

最低限の機能でOK!リーズナブルなモデルならBSC200S

出典:ワイズロードオンライン

各種データ計測プラス、ナビ有り・地図無しでいいなら、BSC200Sがおすすめ。

BSC200と機能はほとんど変わらないのに、カラーディスプレイを採用して価格もBSC200とほぼ同じと、優秀なスペックです。

エントリーモデルにはナビ機能の無いBSC100Sもありますが、ボタンが2つしかなく、操作性がイマイチ。

ナビ機能有りでカラー液晶かつボタン6個で操作性も高く、初めてサイコンを買う人から、余計な機能はいらない中級ローディまでおすすめできるモデルです。

トレーニングもホビーライドも楽しみたいバランスタイプの人はiGS630S

出典:ワイズロードオンライン

ミドルグレードならiGS630Sがおすすめです。

地図搭載かつデュアルバンドで高い測位精度を保ち、光センサーでの自動明るさ調整。45時間のバッテリー寿命など、ホビーライドを楽しむには十分な機能性があります。

スマートトレーナーとの連携や、山の勾配や残り距離が表示されるクライマー向けの機能「iClimb Pro」など、トレーニング向けの機能もしっかりと搭載。

カフェ・グルメライドやロングライド、トレーニングまで、幅広く使える万能機種です。

シュン

タッチスクリーンはありませんが、タッチスクリーンは誤操作のリスクもあります。ボタンが6個あるので、操作で感じるストレスは少ないはず。ライドもトレーニングもやりたい人におすすめのモデルです。

ブルベもやりたいナビ重視派はBiNavi

出典:ワイズロードオンライン

BiNaviは圧倒的な画面サイズとバッテリー持ちが魅力です。

3.5インチの大画面はナビも走行時データも見やすく、走行中に目をすがめてサイコンをのぞき込む必要はありません。

バッテリーも最大35時間持続するため、100kmくらいのライドなら3回は行けますし、200kmくらいのブルベならこれ一個で十分に対応可能。

モバイルバッテリーを持っていかなくてもいいので、荷物を減らせるのは嬉しいポイントです。

シュン

画面が大きいので、ナビ起動中でも走行データをたくさん表示できます。今の速度や平均速度、制限時間内に走り切れるかといった情報を確認しながら走れるので、かなりブルベ向きのモデルです。

iGPSPORTのサイコンと他社サイコンの比較

リーズナブルな価格が魅力のiGPSPORTですが、他社のサイコンと比べてスペックがどうなのかを比較してみます。

比較するメーカーは以下の通りです。

  • GARMIN
  • Wahoo
  • BRYTON

地図は不要!ナビ機能搭載モデルの比較

まずは簡易なナビだけあればOKな人向けの比較です。

なお、Wahooにはナビ機能のみのモデルがありませんでした。

スクロールできます
商品名価格サイズ重量連続動作時間画面サイズディスプレイタッチスクリーン地図機能ナビ機能防水性能GPSクライム機能最大表示項目数スマート通知センサー連携特徴
Edge 130 Plus
GARMIN
¥33,80041x63x1633g13時間1.8インチモノクロIPX7GPS
GLONASS
GALILEO
みちびき
ANT+、Bluetooth
心拍数
スピード
ケイデンス
パワーメーター
軽量
Climb Pro
スタート地点へのナビゲーション
カスタムアラート
Rider550
BRYTON
¥15,73084.5×56.8×1686g37時間2.8インチカラー最大1mの水に
偶発的な接触が30分まで可能
GPS
GLONASS
GALILEO
BeiDou
QZSS
10ANT+
心拍数
スピード
ケイデンス
パワーメーター
レーダー
ライト
Bluetooth
心拍数
連続動作時間が長い
画面が大きい
自動輝度調整
クライムチャレンジ1.0
リアビューレーダー対応
BSC200S
iGPSPORT
¥11,88082x53x14.166g25時間2.4インチカラーIPX7GPS
GLONASS
GALILEO
BeiDou
QZSS
8BLE/ANT+
心拍数
スピード
ケイデンス
ANT+
パワーメーター
リーズナブル
エフェメリス(AGPS)
レーダーテールライト・スマートライト対応

価格の面では安さが売りでもあるBRYTONやiGPSPORTのモデルが一歩リード。

画面もカラースクリーンを採用していて、視認性が高いです。

一方、GARMINのEdge 130 Plusは非常に軽く、サイズもコンパクト。

食事や水分補給のタイミングを知らせるカスタムアラートやナビシステムなど、細かい仕様が優秀です。

シュン

機能を絞って洗練させたEdge130Plusと、スペックや機能性を重視したRider550、BSC200Sって感じですね。

ミドルグレードの比較

続いて各社がミドルグレードに位置付けしているモデルの比較です。

スクロールできます
商品名価格サイズ重量連続動作時間画面サイズタッチスクリーン地図機能ナビ機能防水性能GPSメモリ容量クライム機能最大表示項目数スマート通知センサー連携電動コンポ連携特徴
EDGE 550
GARMIN
¥71,80054.6×92.2×16.8110g12時間
(バッテリー節約モード:約36時間)
2.7インチIPX7GNSSマルチバンド
GLONASS
GALILEO
みちびき
64GBアクティビティによるANT+、Bluetooth
心拍数
スピード
ケイデンス
パワーメーター
5Hz GPS
スマート補給アラート
バイクアラーム
事故検出
サイクリング能力とコースのニーズ
リアルタイムスタミナ
ELEMNT ROAM3
Wahoo
¥83,60096x53x24107.7g25時間2.8インチIPX7デュアルバンド
GPS
GLONASS
GALILEO
BeiDou
QZSS
SBAS
NaviC
64GB11不明カスタムアラート
音楽・デバイスの管理
タッチスクリーン
オンデバイスのスマートナビ
RiderS510
BRYTON
¥35,75087.2×56.8×14.996g30時間2.8インチ最大1mの水に
偶発的な接触が30分まで可能
GPS
GLONASS
GALILEO
BeiDou
QZSS
10ANT+
心拍数
スピード
ケイデンス
パワーメーター
レーダー
Bluetooth
心拍数
音声入力検索
POIシステム
タッチスクリーン
高度なナビ
iGS630S
iGPSPORT
¥34,76092x52x16.5100g45時間2.8インチIPX7FULL GNSS+Dual-band(L1+L5)16GB10BLE/ANT+
心拍数
スピード
ケイデンス
ANT+
パワーメーター
長時間駆動
ルート自動修正

ミドルグレードから、各社かなり個性が出てきます。

EDGE550は自分の脚質を知れるサイクリング能力や、残りスタミナを視覚化するリアルスタミナといった、実践向けの機能の他、5Hz GPSも搭載。

これまでの1Hz GPSでは1秒に1回だった衛星との交信が、1秒に5回になったことで、ナビの動きがよりスムーズになりました。

RiderS510は音声入力によるグーグル検索や、マップ上で給水所やトイレ、食品店をPOIで表示し、簡単な説明が確認できる機能など、ナビゲーション機能に重きを置いた印象です。

ELEMENT ROAM3もナビ機能が優秀です。

正しい道に戻る、最短ルート、ルートの逆戻りといった機能の他、GoogleマップやAppleマップから位置情報を共有して、ルートをすばやく作成する機能など、ナビ機能を頻繁に使う人にとって嬉しい機能が多く搭載されています。

iGS630Sは比較した4モデルの中で最も安価です。

特筆すべき機能は多くないですが、バッテリー持ちが良いのが魅力。最大で45時間も使えるので、ブルベなどでも活躍します。

シュン

各モデルナビ機能にちらほら違いがありますが、RiderS510以外はマルチバンドやデュアルバンドを採用しています。これは複数の周波数帯域を使ってデータを受信する機能で、ビル群の中や山を走っているときに、ナビが乱れにくくなる機能です。位置情報の精度という点では、5Hz GPSも搭載しているEDGE550が一歩リードですね。

ハイエンドモデルの比較

各社の最上位モデルを比較します。

スクロールできます
商品名価格サイズ重量連続動作時間画面サイズタッチスクリーン地図機能ナビ機能防水性能GPSメモリ容量クライム機能最大表示項目数スマート通知センサー連携電動コンポ連携特徴
EDGE 1050
GARMIN
¥126,80060.2×118.5×16.3161g20時間
(バッテリー節約モード:約36時間)
3.5インチIPX7GNSSマルチバンド
GLONASS
GALILEO
BeiDou
みちびき
64GBアクティビティによるANT+、Bluetooth
心拍数
スピード
ケイデンス
パワーメーター
SatIQ
Garmin Pay
5Hz GPS
スマート補給アラート
バイクアラーム
事故検出
サイクリング能力とコースのニーズ
リアルタイムスタミナ
ELEMNT ACE
Wahoo
¥108,900126x71x24210g30時間3.8インチIPX7デュアルバンド
GPS
GLONASS
GALILEO
BeiDou
QZSS
SBAS
NaviC
64GB11不明ウインドセンサー
音声ナビ
カスタムアラート
音楽・デバイスの管理
RiderS810
BRYTON
¥46,200102.5×57.6×15.8116g50時間3.5インチ最大1mの水に
偶発的な接触が30分まで可能
GPS
GLONASS
GALILEO
BeiDou
QZSS
12ANT+
心拍数
スピード
ケイデンス
パワーメーター
レーダー
Bluetooth
心拍数
長時間駆動
音声入力検索
POIシステム
iGS800
iGPSPORT
¥53,90099x60x21120g50時間3.5インチIPX7FULL GNSS+Dual-band(L1+L5)32GB12BLE/ANT+
心拍数
スピード
ケイデンス
ANT+
パワーメーター
長時間駆動
ライディングアシストポイント
補給リマインダー

価格では5万円前後のRiderS810・iGS800に比べ、EDGE1050・ELEMENT ACEは10万円越え。倍の金額です。

スペック面ではバッテリーのもちや軽量性など、安価なモデルが勝っている部分もあります。

ただ、EDGE1050やELEMENT ACEの方が、よりライドに役立つ細かい機能を多く搭載しています。

例えばEDGE1050には、スムーズなナビを実現するための衛星の自動切換え機能「SatlQ」や、Suicaと連携させてサイコンで買い物の決済ができるGarmin Payなども搭載。

トレーニングデータの細かい分析やワークアウトプランの提案など、ガーミンの強みはしっかりあり、ちょっとした手間を省いたり、よりライドに専念させるための機能が満載です。

ELEMNT ACEにはウインドセンサーがあり、風の影響をサイコン上で表示可能。

ロードバイクにとって大きな要素である風を可視化できるので、細かいポジショニング調整もできますし、ライド後にどれだけ風の影響を受けたかの振り返りもできます。

RiderS810とiGS800はクライムチャレンジやライディングポイントといったよくある便利機能はあるものの、真新しさや専門性、オリジナリティでは一歩劣るように見えます。

ただ、基本スペックは高いので、EDGE1050やELEMENT ACEがもつ細かい機能に5万6万といった価格差分の魅力を感じるかどうかが、サイコン選びのポイントとなるでしょう。

シュン

機能がたくさんあっても使い切れない可能性もあります。サイコンにどこまで求めるかなので、自分にとって必要な機能を絞って選びましょう。

各社のサイコンを詳しく知りたい人は、以下の記事もご覧ください。

iGPSPORTのサイコンを取り付けて、ワンランク上のサイクリングを楽しもう

この記事ではiGPSPORTのサイコンのスペックを比較しました。

iGPSPORTのサイコンを選ぶときは、以下のポイントを意識して選ぶと良いでしょう。

iGPSPORTのサイコンを選ぶポイント
  • 安くてコスパの良いモデルならBSC200S
  • トレーニングもホビーライドも楽しむならiGS630S
  • ナビを重視するならBiNavi

iGPSPORTのサイコンは高い性能でありながらリーズナブルな価格で、昨今、多くのサイクリストから注目されています。

初めてサイコンを導入する人や、速度計測だけのモデルからナビ機能搭載モデルにレベルアップしたい人に特におすすめです。

あなたも自分の目的に合ったモデルを買って、ロードバイクをもっと楽しみましょう!

他社のサイコンは以下の記事で紹介しています。

iGPSPORTのサイコンに関するよくある質問

iGPSPORTのサイコンはどこに取り付けるの?

ゴムバンドでハンドルやステムにマウントを固定して取り付けます。

iGPSPORTサイコンの取り付けは難しい?

説明書に沿って作業すれば、問題なく取り付けられます。

スマホアプリがあればiGPSPORTのサイコンはいらないのでは?

スマホアプリでは、GPS機能を使うと数時間で電池切れになります。

その点、iGPSPORTのサイコンでは10時間以上の連続使用が可能です。

防水性能もしっかりしているので、突然の雨でも安心して使えます。

スマホのバッテリー切れが気になるなら、長距離ライドやトレーニングに使う場合はサイコンが必須です。

反対に、日常の短距離ライド、街乗り、通勤通学くらいであれば、スマホアプリで十分と言えます。

iGPSPORTのサイコンのバッテリー寿命は?

リチウムイオン電池の寿命は充電回数で500回と言われます。

ロードバイクに乗る時間が週に一回8時間の場合、月で32時間です。

満充電で30時間使えるモデルであれば、月に1回ちょっとの充電になります。

年間で13~15回程度の充電回数です。半端な充電状況が不安で追加で充電したとしても、年間25回くらいの充電でしょう。

サイコンのバッテリーは理論上、20年もつ計算になります。

ですが、実際は高温・低温下での使用や満充電・深充電、経年劣化などにより、5~10年が寿命となります。

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