- ロードバイク用テールライトの選び方が分からない…
- 自分に合うテールライトのおすすめが知りたい
ロードバイクに付けるテールライトを買おうにも、種類が多すぎてどれがいいのか分からないですよね。
この記事では、初心者が自分に合うテールライトを選べるように、ライドスタイルごとにおすすめのテールライトをご紹介します。
この記事を読めば、自分にぴったりのテールライトが見つかりますよ。
使い方に合うテールライトを見つけて、安全にサイクリングを楽しみましょう。
ロードバイク用テールライトのおすすめ12選
ロードバイク用テールライトのおすすめは以下の通りです。
商品名 | 価格 | 最大出力 | 持続時間例 | 点灯パターン | バッテリー | 充電時間 | バッテリーインジケータ | 取り付け方式 | 防水性 | サイズ | 重量 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() SYNC KINETIC CAT-EYE | ¥6,600 | – | 約1.5時間(ハイ) 約15時間(ロー) 約50時間(点滅) | 6 | USB充電 | 2.5時間 | – | ラバーバンド (約φ26-32) | IPX4 | 26.5×74.5×23 | 43g |
![]() STRIP PRO Ai ALERT 400+ REAR LEZYNE | ¥9,790 | 400lm | 約5.5時間(ブラスト:80lm) 約26時間(エコノミー:15lm) 約80時間(フェムト:5lm) | 7 | USB C充電 | – | 〇 | ストラップ | IPX7 | 70×37×47 | 71g |
![]() TL-SLR220 CAT-EYE | ¥3,180 | – | 約22時間(点滅) | – | ソーラー充電※ニッケル水素充電池(GP17AAAH) | ソーラー 直射日光下約4時間以上 | 〇 | シートステー取付固定タイプ | S1(JIS D0203に基づくS1の防滴性能) | 51×57×47.5 | 48g |
![]() BLINDER SQUARE REAR knog | ¥5,940 | 100lm | 2.5時間(マックスステディ) 55時間(エコフラッシュ) | 8 | USB充電 | 4時間 | – | シリコンストラップ 22~32mm | 100%防水 | 43×43×46 | 34g |
![]() KTV DRIVE PRO+ ALERT 150 REAR LEZYNE | ¥4,994 | 150lm | 約2時間(ブラスト:50lm) 約9時間(エコノミー:10lm) 約20時間(フェムト:5lm) | 6 | USBスティック(本体直接充電) | – | – | – | IPX7 | – | 50g |
![]() RAPID X2 KINETIC CAT-EYE | ¥6,930 | – | 約5時間(点灯) 約16時間(ラピッド) 約30時間(点滅) | – | USB充電 | 2時間 | – | ラバーバンド (約φ12-32) | IPX4 | 30.5×74.5×33 | 30.5g |
![]() TL907Q50 | ROCKBROS | ¥3,035 | – | 低輝度25~50時間 中輝度20~40時間 高輝度15~30時間 | 4 | USB C充電 | – | 〇 | マウント&バンド | IP65 | 直径34×高さ38 | 41g |
![]() RN120 C | OLIGHT | ¥4,095 | 120lm | 最大連続利用時間100時間 | 5 | USB C充電 | 1時間 | – | マウント&バンド | IPX6 | – | 26g |
![]() RAPID MICRO AUTO | CAT-EYE | ¥4,400 | – | 約6時間(点灯) 約24時間(オルタネイト) 約35時間(ラピッド) | – | USB充電 | 2.5時間 | 〇 | SP-14-R (約φ21.5~32) | IPX4 | 52×20×32 | 21g |
![]() PLUS REAR knog | ¥2,970 | 20lm | 約2時間(ステディ) 約4.5時間(パルス) 約40時間(エコフラッシュ) | 5 | USB直結充電 | 4時間 | – | ストラップorクリップ | – | 14×66×18 | 12g |
![]() WEARABLE MINI | CAT-EYE | ¥1,430 | – | 約60時間(点灯) 約550時間(スロー点滅) 約140時間(ラピッド点滅) | – | 電池(CR2032×1個) | – | – | クリップラバーバンド (L:約φ24~32) (3L:約φ73) | R2 (JIS D0203に基づくR2の防滴性能) | 33.5×39×18.5 | 12g |
![]() OMNI3 AUTO | CAT-EYE | ¥2,310 | – | 約100時間(点灯) 約200時間(点滅) 約350時間(ラピッド) | – | 電池(単4電池×2本) | – | – | SP-11 (約φ12~32) | IPX4 | 75×36×22 | 41.2g |
※重量は個体差があります
※機能無しまたはHPに記載が無い項目は-で表示しています
※データは誤りがないように注意していますが、購入の際には販売サイトの情報をよくご確認ください
高コスパのテールライトおすすめ3選
コスパが良いテールライトは以下の3つです。
- SYNC KINETIC | CAT-EYE
- STRIP PRO Ai ALERT 400+ REAR | LEZYNE
- TL-SLR220 | CAT-EYE
SYNC KINETIC | CAT-EYE

価格 | ¥6,600 | 最大出力 | – |
持続時間例 | 約1.5時間(ハイ) 約15時間(ロー) 約50時間(点滅) | 点灯パターン | 6 |
バッテリー(電池・充電) | USB充電 | 防水性 | IPX4 |
メリット | 加速度センサー内蔵 SYNC対応ライトと連動可能 | デメリット | ハイモードの持続時間は短い |
「SYNC KINETIC」はSYNC対応のライトと連動が可能なリアライトです。
フロントライトのSYNC CORE、セーフティライトのSYNC WEARABLEを繋げると、どのライトからでもワイヤレスで全てのライトのON/OFF操作が可能になります。
KINETICとWEARABLEは点灯モードの連動ができ、後方からの視認性がより高まります。
COREでは、他のライトの接続状況やバッテリー状況の確認が可能です。確認しづらいリア側ライトの状況が一目で分かります。
加速度センサーも内蔵していて、減速すると2.5秒ほど50lmで点灯するので、後続への注意喚起にもなります。

集団走行時に適したグループライドモードも搭載しています。普通の点滅に比べて穏やかに光るため、後続の人への配慮ができます。
STRIP PRO Ai ALERT 400+ REAR | LEZYNE


価格 | ¥9,790 | 最大出力 | 400lm |
持続時間例 | 約5.5時間(ブラスト:80lm) 約26時間(エコノミー:15lm) 約80時間(フェムト:5lm) | 点灯パターン | 7 |
バッテリー(電池・充電) | USB C充電 | 防水性 | IPX7 |
メリット | ブレーキ感知技術搭載 持続時間は長め ストラップで異形パイプにも対応 | デメリット | 値段が高い 重め |
「STRIP PRO Ai ALERT 400+ REAR」はブレーキ感知技術を搭載したテールライトです。
Aiアラートと呼ばれる機能は、ライダーのブレーキによる減速を検知して点灯パターンを変更。後続への注意喚起ができます。
とても広角なレンズは約270°まで視認ができ、周囲からの視認性も高いです。



ストラップ式なので、普通の丸形じゃないシートポストにも対応可能です。
TL-SLR220 | CAT-EYE


価格 | ¥3,180 | 最大出力 | – |
持続時間例 | 約22時間(点滅) | 点灯パターン | – |
バッテリー(電池・充電) | ソーラー充電※ニッケル水素充電池(GP17AAAH) | 防水性 | S1(JIS D0203に基づくS1の防滴性能) |
メリット | ソーラー充電可能 光・振動センサーで自動発光 リフレクター搭載 | デメリット | 暗いと充電できない シートステー取り付けのみ |
「TL-SLR220」は太陽光で充電できるモデルです。
直射日光の下に置いておけば勝手に充電されるので、電気代の節約ができます。
機能性も高く、暗いところで振動を感知すると自動で発光する仕様です。
JIS規格適合のリフレクターも搭載しているので、別途リフレクターや常時点灯用のテールライトを取り付ける必要がないのもポイントです。
ただ、取り付け箇所はシートステー専用で、取付バンド径は直径で約12.7~16.0mmのため、モデルによっては取り付けられない可能性があります。



メインとしても使えますが、リフレクターかサブの点滅用テールライトを探している方におすすめです。
かっこいいテールライトおすすめ3選
個人的にかっこいいと思うテールライトのおすすめは以下の3つです。
- BLINDER SQUARE REAR | knog
- KTV DRIVE PRO+ ALERT 150 REAR | LEZYNE
- RAPID X2 KINETIC | CAT-EYE
BLINDER SQUARE REAR | knog


価格 | ¥5,940 | 最大出力 | 100lm |
持続時間例 | 2.5時間(マックスステディ) 55時間(エコフラッシュ) | 点灯パターン | 8 |
バッテリー(電池・充電) | USB充電(本体直接充電) | 防水性 | 100%防水 |
メリット | 最大光量で2.5時間点灯可能 本体直接充電でUSBケーブル不要 ワンタッチで脱着可能 | デメリット | 機能は最低限 |
「BLINDER SQUARE REAR」は四角くライトが点灯するテールライトです。
全面に効率的なLEDを配置してあるので、高出力の光が生み出せます。
充電は本体に取付けられたUSBポートから直でできるので、充電ケーブルは不要です。ごちゃつきがちな充電ケーブルを減らせます。
クリップを起こしてストラップを外せばワンタッチで脱着可能なので、充電や盗難防止のための取り外しが楽です。



点灯時のデザインは複数あって、スカルや×マークなど、好みに合わせてモデルを選べます。
KTV DRIVE PRO+ ALERT 150 REAR | LEZYNE


価格 | ¥4,994 | 最大出力 | 150lm |
持続時間例 | 約2時間(ブラスト:50lm) 約9時間(エコノミー:10lm) 約20時間(フェムト:5lm) | 点灯パターン | 6 |
バッテリー(電池・充電) | USBスティック(本体直接充電) | 防水性 | IPX7 |
メリット | 最大150lmと高出力 加速度センサー付き 本体直接充電でUSBケーブル不要 | デメリット | 持続時間が短め |
「KTV DRIVE PRO+ ALERT 150 REAR」も加速度センサー付きのテールライトです。
ブレーキによる減速を感知して発光パターンを変えてくれるので、後続に対してアピールができます。
最大出力も150lmと十分な明るさがあるので、夜間のライドでも視認性を高めてくれます。
充電は本体に搭載されているUSB接続端子に直接差し込めるタイプなので、ケーブルレスに充電が可能です。



防水性も高いので、見た目だけじゃなくコスパも良いテールライトです。
RAPID X2 KINETIC | CAT-EYE


価格 | ¥6,930 | 最大出力 | – |
持続時間例 | 約5時間(点灯) 約16時間(ラピッド) 約30時間(点滅) | 点灯パターン | 3 |
バッテリー(電池・充電) | USB充電 | 防水性 | IPX4 |
メリット | 加速度センサー内蔵 消灯時のモードで再開するモードメモリ機能 | デメリット | バッテリーオートセーブ機能のために単体では使いにくい |
「RAPID X2 KINETIC」は加速度センサー内蔵のテールライトです。
減速を感知すると約50lmで2.5秒ほど自動で点灯するので、後続にブレーキをお知らせできます。
バッテリーが少なくなると自動で発光パターンが点滅に切り替わる機能が付いていて、電池の節約にはなるのですが、反射板か別で点灯用リアライトが必要になるので注意が必要です。



持続時間も長く、メインでもサブでも、夜間でもデイライトとしても活用可能です。
自動点灯のテールライトおすすめ3選
自動で点灯するテールライトのおすすめは以下の3つです。
- TL907Q50 | ROCKBROS
- RN120 C | OLIGHT
- RAPID MICRO AUTO | CAT-EYE
TL907Q50 | ROCKBROS


価格 | ¥3,035 | 最大出力 | – |
持続時間例 | 連続点灯時間目安 低輝度25~50時間 中輝度20~40時間 高輝度15~30時間 | 点灯パターン | 4 |
バッテリー(電池・充電) | USB C充電 | 防水性 | IP65 |
メリット | ブレーキ警告機能 感光・振動センサー 3段階で明るさ調節可能 | デメリット | – |
「TL907Q50」は、各種センサー搭載かつリーズナブルなテールライトです。
公式によるとロックブロスで一番売れているテールライトらしく、機能性の高さはかなりのもの。
減速時に60lmで発光するブレーキ警告機能や、明るさや振動を検知して自動で点灯・消灯する感光・振動センサーが搭載されています(点滅・呼吸点滅モードのみ)。



シートポストとサドルレールに取り付けて持続時間も長い。かなり高コスパです。
RN120 C | OLIGHT


価格 | ¥4,095 | 最大出力 | 120lm |
持続時間例 | 最大連続利用時間100時間 | 点灯パターン | 5 |
バッテリー(電池・充電) | USB C充電 | 防水性 | IPX6 |
メリット | 照射範囲が260°と広い 人感・光センサー搭載 持続時間が長い | デメリット | – |
「RN120 C」は人感と光のセンサーが搭載されているテールライトです。
ブレーキをかけると自動でオンになるうえ、周囲の明るさに合わせて昼夜モードを自動で切り替えてくれます。



照射範囲は260°と幅広く、持続時間も長い。そして最大出力も大きいので、メインのテールライトとして活躍するはずです。
RAPID MICRO AUTO | CAT-EYE


価格 | ¥4,400 | 最大出力 | – |
持続時間例 | 約6時間(点灯) 約24時間(オルタネイト) 約35時間(ラピッド) | 点灯パターン | – |
バッテリー(電池・充電) | USB充電 | 防水性 | IPX4 |
メリット | 光・振動センサー搭載 残光機能が停止後も50秒間発光 21gと軽量 | デメリット | バッテリーオートセーブ機能のため反射板か常灯用ライトが別途必要 |
「RAPID MICRO AUTO」は軽量なセンサー搭載テールライトです。
約21gと超軽量なのに明るさ+振動センサー搭載で、自動で点灯・消灯を行うオートモードと、手動で点灯・消灯させるマニュアルモードの使い分けができます。
残光機能もついていて、停止した後も約50秒間発光してくれるので、信号待ちの最中でも安心です。



オプションでC-2クリップを買うと、ポケットやカバンにも取り付けられます。使い勝手の良いサブライトとして、非常に優秀なモデルです。
バッグやポケットに取り付けできるテールライトおすすめ3選
ロードバイク本体だけじゃなく、様々な箇所に取り付けられるテールライトのおすすめは以下の3つです。
- PLUS REAR | knog
- WEARABLE MINI | CAT-EYE
- OMNI3 AUTO | CAT-EYE
PLUS REAR | knog


価格 | ¥2,970 | 最大出力 | 20lm |
持続時間例 | 約2時間(ステディ) 約4.5時間(パルス) 約40時間(エコフラッシュ) | 点灯パターン | 5 |
バッテリー(電池・充電) | USB直結充電 | 防水性 | – |
メリット | 12gと軽量 本体とマグネットの着脱が簡単 クリップでライド以外のライトとしても使える | デメリット | 最大出力は低め |
「PLUS REAR」は超軽量で多用途なライトです。
わずか12gしかないので、バイクに与える影響もすごく小さいです。
ライト部分に内蔵されたクリップを使えば、ポケット、靴下、バッグなど、様々な箇所に取り付けができ、ライド以外にランニングやキャンプなどでも活躍します。



USBプラグが内蔵されているので、ケーブルを使わずに直接接続・充電ができます。ケーブルでごちゃつかなくて済みますね。
WEARABLE MINI | CAT-EYE


価格 | ¥1,430 | 最大出力 | – |
持続時間例 | 約60時間(点灯) 約550時間(スロー点滅) 約140時間(ラピッド点滅) | 点灯パターン | – |
バッテリー(電池・充電) | 電池(CR2032×1個) | 防水性 | R2 (JIS D0203に基づくR2の防滴性能) |
メリット | クリップで簡単に取り付け可能 マグネット内蔵 | デメリット | 防水性が少し弱い |
「WEARABLE MINI」はクリップ装備の小型ライトです。
クリップを使ってサドルバッグ、バックパック、ウェアなど、様々な箇所に取り付けられます。
付属のラバーバンドを使えばヘルメットにも取り付けが可能です。
持続時間もとても長く、長時間のライドのときに活躍してくれるでしょう。



電池切れが起きたとき用に電池の予備を持つにしても、ボタン電池なのでかさばらなくていいですね。ツールケースや財布などに入れて持ち歩けます。
OMNI3 AUTO | CAT-EYE


価格 | ¥2,310 | 最大出力 | – |
持続時間例 | 約100時間(点灯) 約200時間(点滅) 約350時間(ラピッド) | 点灯パターン | |
バッテリー(電池・充電) | 電池(単4電池×2本) | 防水性 | IPX4 |
メリット | 明るさ・振動センサーで自動点・消灯 360°の広範囲照射 クリップでウェアなどに取り付け可能 | デメリット | 単4電池2本入れると重い |
「OMNI3 AUTO」は自動点灯・消灯してくれるオートモデルです。
明るさ+振動センサー搭載なので、うっかり点け・消し忘れる心配がありません。
使用時間は最長で350時間と長寿命なのも嬉しいポイントです。
シートポストやシートステーに取り付けられるフレックスタイトのブラケットと、ポケットやカバンに取り付けられるクリップが付属しています。



本体が41g、単4電池1本が約11gなので、合計60gくらいになってしまいますが、かなりの機能性は高いです。
ロードバイクにテールライトは必要?


ロードバイクにテールライトの搭載は必要です。
まず、ロードバイク(自転車)については、法律でライトの搭載が義務付けられています。
第52条
車両等は、夜間(日没時から日出時までの時間をいう。以下この条及び第63条の9第2項において同じ。)、道路にあるときは、政令で定めるところにより、前照灯、車幅灯、尾灯その他の灯火をつけなければならない。政令で定める場合においては、夜間以外の時間にあっても、同様とする。
引用元:道路交通法施行令
自転車は軽車両ですので、車両等に含まれます。
テールライトは尾灯に当たるので、搭載が必須ということになります。
ただし、反射板があれば、テールライトは不要です。
第六十三条の九
2 自転車の運転者は、夜間(第五十二条第一項後段の場合を含む。)、内閣府令で定める基準に適合する反射器材を備えていない自転車を運転してはならない。ただし、第五十二条第一項前段の規定により尾灯をつけている場合は、この限りでない。
引用元:道路交通法施行令
テールライトは他の交通者に自転車の存在を知らせる意味がありますので、必ず搭載しましょう。
違反した場合は、道路交通法120条1項5号や3項により、5万円以下の罰金が課せられます。



ベストは反射板とテールライト(点滅使用)、またはテールライト×2個で常時点灯と点滅点灯の併用です。反射板と常時点灯で法律を守りつつ、点滅で視認性を上げられます。
フロントライトも義務ですので、装着していない人はチェックしておきましょう。




ロードバイク用テールライトのメリット・デメリット
ロードバイクにテールライトを取り付けるメリットとデメリットは以下の通りです。
車のドライバーからの視認性が上がるのはもちろんのこと、ブレーキセンサーが付いているモデルであれば、グループライドでも有効です。
すぐ後ろに誰か走っているとき、ハンドサインができない状態でも、テールライトで減速を知らせられます。
一方で、バッテリー管理が面倒くさかったり、点灯や消灯が手間だったりと、デメリットもあります。
取り付けたら放置でいい反射板と違って、テールライトはバッテリーを管理して、自分で電源を入れる必要があるので手間がかかります。



ただ、スマホのカレンダーに一週間や一ヶ月に一回ペースで充電するようにスケジュールをいれたり、光や振動で自動点灯するモデルを使ったりすれば、ある程度の手間は解消できますよ。
自分に合うロードバイク用テールライトの選び方


ロードバイク用のテールライトを選ぶときに重要なポイントは以下の通りです。
- 明るさと持続時間
- バッテリーの種類
- 機能性
- 防水性
- 取付場所
明るさと持続時間
ロードバイク用テールライトにまず求めたいのは、視認性を高めるための性能です。
テールライトは条例などで明るさの基準を決めている自治体が多いです。
(軽車両の灯火)
第9条
(2) 赤色で、夜間、後方100メートルの距離から点灯を確認することができる光度を有する尾灯
引用元:東京都道路交通規則
明るさに関する細かい数値はライトの出力や強さ、焦点といった配光性能で変わります。
ロードバイク用ライトの明るさはだいたいルーメンで表されますが、たまにカンデラ表記もあります。
以下はルーメンとカンデラのざっくりした違いです。
単位 | 説明 |
---|---|
ルーメン | 光源から全方向に放たれる光の総量を示す単位 |
カンデラ | 光源からある方向に向けて放たれる光の強さを示す単位 |
例えるなら、ルーメンは水鉄砲の総水量、カンデラはその水をどれだけ細く強く飛ばしてるか、といった感じです。



夜間に後方100メートルから視認できるとなると、最低でも15ルーメンは欲しいところです。
持続時間はできるだけ長いものがおすすめです。
自分では走行中にライトを見れないので、気付かないうちに電池が切れていた、なんてことがないように気を付けましょう。
バッテリーの種類
ライトのバッテリーは、大きく分けて充電式と電池式に分かれます。
バッテリー | 種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
充電式 | USB充電 ソーラー充電 | USBポートがあれば手軽に充電できる ランニングコストが安い 乾電池よりエコ | ライド中のバッテリー切れ時の対処が難しい |
電池式 | 乾電池 コイン電池 | 充電を待つ必要がない 電池が切れてもコンビニやスーパーで補充できる 充電式より安価なモデルが多い | ランニングコストが高い 重量が重め |
その他に、充電式の場合は充電速度といった点にも注目です。



もしライド中に充電が切れたとき、モバイルバッテリーですぐに充電できると早めにライドが再開できます。
機能性
明るさやバッテリーの種類が決まったら、機能性も意識してみましょう。
ロードバイク用ライトには、明るさ以外にも様々な機能が搭載されています。
- 点灯パターン変更
- バッテリー残量確認
- アプリとの連動
- 自動点灯・消灯
- ブレーキ警告
個人的なおすすめは、自動点灯・消灯です。
うっかりの点け・消し忘れが防止できるので、安全性を高めつつ、電池の無駄な消費を防げます。



テールライトは視界に入りにくくて失念しやすいので、ツール側で制御してくれると楽です。
防水性
ロードバイクに乗っていると、突然雨に降られる日もあります。
雨にライトを壊されないように、防水性能が高いライトを選んでおくと安心です。
ライトの防水性能はIPコードで表記されていて、「IPX0」から「IPX8」までの9段階で評価されます。
各等級の目安は以下の通りです。
等級 | 性能目安 |
---|---|
IPX0 | 特に保護なし |
IPX1 | 鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響がない |
IPX2 | 鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない |
IPX3 | 鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない |
IPX4 | あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない |
IPX5 | あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない |
IPX6 | あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない |
IPX7 | 一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない |
IPX8 | 継続的に水没しても内部に浸水することがない |



数字が大きいほど水の侵入に対する耐性が高くなりますが、防水等級は数字が大きくても必ずしも上位互換ではない点に注意が必要です。例えばIPX7(浸水)がIPX6(強い噴流)の保護を兼ねているとは限りません。
ロードバイク用テールライトでは、IPX4、6、7あたりが多いです。
どのレベルを重視するかは人によるので、自分の使い方に合う防水耐性のライトを選びましょう。
取付場所
ロードバイクではテールライトを付けられる箇所がいくつかあります。
- シートポスト
- シートステー
- サドルレール
- サドルバッグ
シートポストに装着するのが一般的ですが、サドルバッグを付けると人はライトが隠れないように配慮が必要です。
また、シートステー装着時は、自転車は左側走行ですので、車のドライバーから見えやすいよう右側のステーに付けましょう。



ライトによっては付けたい箇所に付けられない可能性があります。しっかり装着可能箇所を確認してくださいね。
ロードバイク用テールライトの主要メーカーを紹介
ロードバイク用テールライトを作っている有名メーカーをご紹介します。
有名メーカーはこれまでの経験の中で、ライダーに必要な機能をしっかり理解していますし、性能や耐久性などの面でも安心です。
メーカー | 特徴 |
---|---|
CATEYE | 日本を代表する自転車用ライトのブランド。バリエーションがとても豊富で、信頼性も高い。 |
LEZYNE | ドイツ人がアメリカで創業したブランド。ライト以外にサイコンやポンプ、工具など、様々なツールを手掛ける。 |
KNOG | オーストラリアで立ち上がった革新的なメーカー。デザイン性の高いライト、ベル、セキュリティツールなどを生み出している。 |



こういっちゃ元も子もないですが、迷ったらキャットアイにしておけば、ほぼ間違いないです。
ロードバイク用テールライトに関する注意点


ロードバイクのライトに関する注意点を解説します。
点滅のみはNG
ロードバイクのテールライトは「点灯」が基本です。
「点滅」だと、一瞬とはいえ未灯火の時間ができてしまいます。
法律違反になりますので、点滅テールライトだけで使わないように気を付けてください。
点滅のみ | × |
反射板+点滅 | 〇 |
常時点灯+点滅 | 〇 |



点滅で視認性を高めたい場合は、反射板や常時点灯用のライトと併用しましょう。
点け消し忘れ
テールライトはライダーの視界の外にあるので、点灯や消灯を失念しやすいです。
点け忘れると危ないですし、消し忘れると次のライドのときに困ります。



意識して忘れを防止しないとですね。ちなみに、点け消し忘れも振動や光センサー搭載モデルであれば、解消は可能です。
シートステーへの取付
シートステーへのテールライト取り付けにも注意が必要です。
万が一固定が緩んでライトがホイール側を向いてしまうと、スポークと激突し、ライト・スポーク・シートステーが大打撃を受けるリスクがあります。



フレーム、ホイール、テールライトがダメになったら、お財布へのダメージが大きすぎます。
横を向いてもスポークに干渉しないサイズ・位置で取り付けるなどの配慮をしましょう。
ロードバイク用テールライトで視認性を上げて安全にサイクリングを楽しもう


この記事ではロードバイク用テールライトのおすすめをご紹介しました。
反射板を付けていないロードバイクにはテールライトを搭載しないと法令違反となってしまいます。
ロードバイクのテールライトを選ぶときのポイントは以下の通りです。
- 明るさと持続時間
- バッテリーの種類
- 機能性
- 防水性
- 取付場所
テールライトはロードバイクを安全に楽しむために必須のアイテムです。
テールライトで視認性を高めて、安全快適にサイクルライフを満喫しましょう。
ロードバイク用テールライトに関するよくある質問
- テールライトの点滅はうざい?
-
明るすぎる点滅は、車のドライバーからうざいと思われる可能性はあります。
ドライバーからすると目つぶしだと感じる人もいるでしょう。
ただ、ライトの点滅を禁止する法律は、今のところありません。
点滅は視認性を高めるために灯火していますので、光の強さや鋭すぎない点滅パターンで、ドライバーにも配慮しつつ点滅させるのがおすすめです。
- ブレーキランプはある?
-
車体の減速を感知して強く光るモデルがあります。
- ウインカー付きライトはある?
-
ウインカー機能が付いたテールライトはあります。
ハンドルにウインカースイッチを取り付けて、右左折の際にスイッチを押すと進行方向を知らせられます。
- テールライトを盗まれないようにするにはどうしたらいい?
-
駐輪の度に外すのが一番です。
毎回取り外すのは面倒くさいですが、確実に盗難を防止できます。
ワンタッチで外せるような、取り外ししやすいモデルを選ぶと良いでしょう。