- ロードバイクで使う携帯ポンプの選び方が分からない…
- ロードバイク用携帯ポンプのおすすめが知りたい
ロードバイクの携帯ポンプを買おうにも、種類が多すぎてどれがいいのか分からないですよね。
この記事では、100種類以上の空気入れを調査したロードバイク乗りが、おすすめのロードバイク用携帯ポンプをご紹介します。
ゲージ付きや電動式、インフレータまで紹介しますので、この記事を読めば、自分にぴったりの空気入れが見つかりますよ。
自分の使い方に合った携帯ポンプを見つけて、快適なサイクリングを楽しみましょう。
ロードバイクの携帯ポンプおすすめ3選
最初にオーソドックスな携帯ポンプのおすすめを紹介します。
商品名 | 価格 | 対応口金 | 最大空気圧 | 1ストロークの空気量 | 機能性 | サイズ | 重量 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() HAND PUMP LITE DRIVE LEZYNE | ¥6,930 | 仏式、米式 | 160PSI/11bar | – | ABSフレックスホース マトリクスコンポジット樹脂製マウント付属 | 全長:180mm | 80g |
![]() POCKET DRIVE PRO LEZYNE | ¥7,480 | 仏式、米式 | 160PSI/11bar | – | 141mmと小型 ABSフレックスホース バレル部にギザギザ加工 ブラケットマウント付属 | h141mm | 85g |
![]() レースロケット HP TOPEAK | ¥5,940 | 仏式、米式 | 160PSI/11bar | 26cc | ブラケットマウント付属 伸縮式ホース | L180xW26xH21mm | 89g |
HAND PUMP LITE DRIVE | LEZYNE

価格 | ¥6,930 | 対応口金 | 仏式、米式 |
最大空気圧 | 160PSI/11bar | 重量 | 80g |
メリット | ABSフレックスホースで少ない力で多くの空気を充填 80gと軽量 最大空気圧が高い | デメリット |
「HAND PUMP LITE DRIVE」は、軽量性と携帯性に優れたLEZYNEのミニポンプです。
CNC加工によるアルミボディは耐久性に優れつつ、わずか80g台の軽さを実現。
全長が180mm短く、ツールケースやジャージのポケットにも収まるサイズのため、ライド中の携行がストレスになりません。
最大空気圧は160PSIで、ロードバイクの高圧タイヤにも十分対応可能。

軽量ながら実用性を兼ね備えた、トラブル時に安心できる1本です。
POCKET DRIVE PRO | LEZYNE


価格 | ¥7,480 | 対応口金 | 仏式、米式 |
最大空気圧 | 160PSI/11bar | 重量 | 85g |
メリット | ABSフレックスホースで少ない力で多くの空気を充填 最大空気圧が高い | デメリット | 全長が短く一回で入れられる空気量が少なめ |
「POCKET DRIVE PRO」は、コンパクトさと高い空気圧対応力を両立させたLEZYNEの上位モデルです。
重量が100g以下ながら空気圧は最大160PSIまで対応し、ロードバイクの細いタイヤでもしっかりと空気を入れられます。
本体はCNC加工のアルミ製で、頑丈かつ高級感のある仕上がり。
全長が140mmと短いので、携帯時にはわずかなスペースしか取らず、ジャージポケットや小型サドルバッグにすっきり収まります。



ポンピングするときに滑りやすいバレるの部分はギザギザ加工がされているので、しっかりと握って安定したポンピングができます。
レースロケット HP | TOPEAK


価格 | ¥5,940 | 対応口金 | 仏式、米式 |
最大空気圧 | 最大160PSI | 重量 | 89g |
メリット | 伸縮式ホース 細めのバレル径で高圧にも対応 89gと軽量 | デメリット |
「レースロケット HP」は、全長180mmのコンパクトなポンプです。
重量も約82gと軽量で、ツール缶やジャージのポケットに収めやすいサイズをしています。
コンパクトながらアルミ製のボディで耐久性が高く、長期使用にも安心。
細めのバレル径で最大160psiまで対応し、細いロードタイヤでもしっかりと空気を充填できます。



付属のブラケットでフレームへの取り付けもできます。バッグやツールケースの中を圧迫しなくて済みますね。
ロードバイクのゲージ付き携帯ポンプおすすめ3選
続いてゲージ付きの携帯ポンプです。
携帯ポンプが応急処置用といっても、どれくらい空気が入ったかは確認したいですよね。
ただ、ゲージが付いた携帯ポンプは案外少ないです。
でも、ないことはありません。
数少ないゲージ付き携帯ポンプの中から、筆者がいいなと思ったものをピックアップしました。
商品名 | 価格 | 対応口金 | 最大空気圧 | 1ストロークの空気量 | 機能性 | サイズ | 重量 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() ![]() BMP-24AEZ PANARACER | ¥4,400 | 仏式、米式 | 900kPa(9bar) | – | ワンタッチ口金 | 収納時の長さ260mm | 200g |
![]() ![]() ミニデュアル G TOPEAK | ¥3,410 | 仏式、米式 | 120PSI(約8.3bar) | 67cc | デュアルアクション フレーム装着用クランプ付属 | 274x38x18mm | 158g |
![]() ![]() ターボモーフ G TOPEAK | ¥7,480 | 仏式、米式 | 160PSI/11bar | 103cc | 加圧しやすいT型ハンドル 360°回転するホース フレーム装着用クランプ付属 | 350x58x30mm | 280g |
BMP-24AEZ | PANARACER


価格 | ¥4,400 | 対応口金 | 仏式、米式 |
最大空気圧 | 900kPa(9bar) | 重量 | 200g |
メリット | ワンタッチ式口金で取り付け簡単 | デメリット |
パナレーサーのゲージ付き携帯ポンプ「BMP-24AEZ」。
新しく採用したシリンダーは最大空気圧900kPaで、ロードバイクの細身タイヤにも十分な空気を充填できます。



口金はワンタッチ式で付け外しが楽なのが嬉しいです。
ミニデュアル G | TOPEAK


価格 | ¥3,410 | 対応口金 | 仏式、米式 |
最大空気圧 | 120PSI(約8.3bar) | 重量 | 158g |
メリット | デュアルアクション フレーム装着用クランプ付属 | デメリット |
「ミニデュアル G」は、効率的に空気を充填できる携帯ポンプです。
デュアルアクション構造により押しても引いても空気が入るため、従来型より短時間でタイヤに空気が入れられます。
ゲージは本体内部に搭載されているインラインゲージタイプなので、重量の増加が最小限。



小型ながら機能性を重視したいサイクリストに適したモデルといえます。
ターボモーフ G | TOPEAK


価格 | ¥7,480 | 対応口金 | 仏式、米式 |
最大空気圧 | 160PSI/11bar | 重量 | 280g |
メリット | 加圧しやすいT型ハンドル 360°回転するホース フレーム装着用クランプ付属 | デメリット | 重たい 全長が長い |
「ターボモーフ G」は、携帯ポンプでありながらフロアポンプに近い使い心地のポンプです。
立てた状態での使用ができ、T型のハンドルには体重をかけられるため、女性や初心者でも無理なく高圧まで空気の充填ができます。
空気圧は最大160PSIまで対応し、1ストロークで103ccという高い空気量を誇ります。



長くて重いのでかさばりますが、遠征やイベント時には頼れる一本です。
ロードバイクの電動携帯ポンプおすすめ5選
電動で使える携帯ポンプのおすすめは以下の通りです。
商品名 | 価格 | 対応口金 | 最大空気圧 | 機能性 | サイズ | 重量 |
---|---|---|---|---|---|---|
![]() ![]() E-BOOSTER DIGITAL TOPEAK | ¥16,500 | 仏式、米式 | 120PSI(約8.3bar) | オートストップ機能 デジタルゲージ オートオン・オフ機能 USB TypeC充電 | 59x35x86mm | 162g |
![]() ![]() ELXEED BL01 日邦電機 | ¥11,900 | 仏式、米式 | 120PSI(約8.3bar) | オートストップ機能 樹脂バルブに対応する延長ホース付き デジタルゲージ LEDライト付き USB TypeC充電 | 45x32x71.5mm | 108g |
![]() ![]() AS2 ULTRA CYCPLUS | ¥17,600 | 仏式、米式 | 120PSI(約8.3bar) | オートストップ機能 デジタルゲージ USB TypeC充電 シリコン製の断熱ケースと防滴ポーチを装備 | 65×47.5x28mm | 87g |
![]() ![]() P-PUMP PANARACER | ¥11,550 | 仏式、米式 | 約1000kPa(約10bar) | バッテリー残量確認可 シリコンケース付き USB TypeC充電 | 70x56x31mm | 140g(シリコンケース含む) |
![]() ![]() ELETTRICO MICRO INFLATOR SILCA | ¥22,000 | – | 72PSI(5bar)で自動停止 | エクステンションエアホース付属 オートストップ機能 USB TypeC充電 | 65×46.5x28mm | 111g |
E-BOOSTER DIGITAL | TOPEAK


価格 | ¥16,500 | 対応口金 | 仏式、米式 |
最大空気圧 | 120PSI(約8.3bar) | 重量 | 162g |
メリット | デジタルゲージ搭載 オートストップ機能付き | デメリット | ツールケースには入れづらい |
「E-BOOSTER DIGITAL」は、TOPEAKが展開する電動アシスト機能付きのハンディポンプです。
最大120PSIまで対応し、ボタン操作だけで効率的に空気を充填できるため、体力を消耗せずに素早くセットアップが可能。
80PSIまでたったの50秒で充填ができます。
デジタルゲージも搭載していて、1PSI単位で正確な空気圧を確認できるうえ、設定した空気圧まで空気を入れたら自動で止まる「オートストップ機能」が搭載されています。



労力がかからない点はインフレーターと同じですが、この電動ポンプはType-CのUSB充電で繰り返し使えるためランニングコストも抑えられます。
サイズはコンパクトながら高機能で、ロングライドや遠征時のトラブル対応にも心強い一本といえます。
ELXEED BL01 | 日邦電機


価格 | ¥11,900 | 対応口金 | 仏式、米式 |
最大空気圧 | 120PSI(約8.3bar) | 重量 | 108g |
メリット | 電動ながら小さく軽量 気圧センサー内蔵で設定気圧で自動停止 LEDライト付き | デメリット | ツールケースには入れづらい |
「ELXEED BL01」は、小型精密モータメーカーのパイオニア、日邦電機が手がける電動携帯ポンプです。
コンパクトながらも最大120psiまで対応可能な実力派。
液晶ディスプレイで空気圧を確認でき、設定値に達すると自動で停止する機能も備わっています。
1回の充電でロードバイクのタイヤ約3本の充填が可能です。



USB(Type-C)充電式のため、出先でも充電ができますし、夜間にバルブを照らせるLEDライトも搭載していて、痒い所に手が届くポンプです。
AS2 ULTRA | CYCPLUS


価格 | ¥17,600 | 対応口金 | 仏式、米式 |
最大空気圧 | 120PSI(約8.3bar) | 重量 | 87g |
メリット | 軽い オートストップ機能 デジタルゲージ シリコン製の断熱ケースと防滴ポーチを装備 | デメリット |
CYCPLUSの「AS2 ULTRA」は、同シリーズの中で最軽量となる電動携帯ポンプです。
重量はわずか87gでありながら、マグネシウム合金ボディにより高い耐久性と携帯性を両立。
空気圧は最大120PSIまで対応し、50秒で80PSIに達する高速インフレーションを実現しています。
25分の高速充電が可能で、1回の充電で110PSIのタイヤを2本充填できる効率性も魅力です。



ブラシレスモーターを採用していて、軽量ながらも安定した出力を維持し、ボタンひとつでスムーズに作業が完了する設計は、ロードバイク通勤からレースまで幅広く活躍するモデルといえます。
P-PUMP | PANARACER


価格 | ¥11,550 | 対応口金 | 仏式、米式 |
最大空気圧 | 約1000kPa(約10bar) | 重量 | 140g(シリコンケース含む) |
メリット | バッテリー残量確認可 シリコンケース付き | デメリット | 少し重め |
「P-PUMP」は、軽量で持ち運びやすい電動ポンプを探している方におすすめです。
満充電で25Cタイヤなら約60秒、28Cタイヤでも約80秒で適正空気圧に達し、どちらも最大で3本分のタイヤを連続充填できるパワーを備えています。
充電は約30分でフルになります。



延長ホースで樹脂製バルブにも対応しますし、シリコンケース付きなので、高温になりやすい本体でも安心して使えます。
ELETTRICO MICRO INFLATOR | SILCA


価格 | ¥22,000 | 対応口金 | 仏式、米式 |
最大空気圧 | 72PSI(5ber)で自動停止 | 重量 | 111g |
メリット | 大容量バッテリー エクステンションエアホース付属 オートストップ機能 | デメリット | 空気圧表示機能や調整機能はない 最大空気圧が低め |
「ELETTRICO MICRO INFLATOR」は、サイズの小ささと高性能を両立させた電動ポンプです。
長辺65mm・重量111gとかなりコンパクトでありながら、満充電でCO2カートリッジ4本分に相当する空気を充填できます。
72PSIで自動停止する仕組みは、フックレスリムに使うときの安全性を考慮したもの。
TPUチューブを使いたいライダーには、エクステンションエアホースが付属しているので、安心して使えます。
約25分の急速充電が可能で、走行前の準備にも手間を取りません。



CNC加工アルミボディの高級感と、空気循環による冷却設計も魅力です。
ロードバイク用インフレーターのおすすめ3選
最後にインフレーターのおすすめを3つほどご紹介します。
商品名 | 価格 | 対応口金 | 対応ボンベ | サイズ | 重量 |
---|---|---|---|---|---|
![]() ![]() CONTROL DRIVE CO2 16G LEZYNE | ¥4,950 | 仏式、米式 | 16g/20g/25g | – | 46g |
![]() ![]() CO2ボンベセット 16gX2 TNI | ¥1,298 | 仏式、米式 | 16g | – | – |
![]() ![]() ナノ エアーブースター CO2 カートリッジ シェル付 16g TOPEAK | ¥2,750 | 仏式、米式 | 16g/25g | L28xW15xH15mm (ナノ エアーブースターのみ) | 8.2g (ナノ エアーブースターのみ) |
CONTROL DRIVE CO2 16G | LEZYNE


価格 | ¥4,950 | 対応口金 | 仏式、米式 |
対応ボンベ | 16g/20g/25g | 重量 | 46g |
「CONTROL DRIVE CO2 16G」は、回転式バルブを採用したインフレーターです。
CO2の流量をダイヤルでコントロールができ、ねじるだけで必要な分の空気を正確に充填が可能。
操作性に優れた扱いやすいインフレーターです。



16g/20g/25gのボンベが使えるので、タイヤの太さが変わっても対応可能。一個あれば長く活躍してくれるインフレーターです。
CO2ボンベセット 16gX2 | TNI


価格 | ¥1,298 | 対応口金 | 仏式、米式 |
対応ボンベ | 16g | 重量 | – |
TNIの「CO2ボンベセット 16g×2」は、シンプルで扱いやすい補給用インフレーター。
16gのカートリッジが2本付属していて、ロードバイクの細身タイヤでも緊急対応には十分な空気圧に素早く充填できます。
バルブヘッドには圧力調整機能が付いているので、最初にちょっとだけ空気を入れて、チューブが嚙んでいないかを確認してからMAXで充填する、といった入れ方が可能です。
軽量で荷物の負担にならず、価格も手頃なため、初めてCO2インフレーターを導入する方の補充用としても適しています。



エアー放出時にはボンベがめちゃくちゃ冷たくなりますが、手が凍傷にならないよう、カバーが付いている優しい仕様です。
ナノ エアーブースター CO2 カートリッジ シェル付 16g | TOPEAK


価格 | ¥2,750 | 対応口金 | 仏式、米式 |
対応ボンベ | 16g/25g | 重量 | 8.2g(ナノ エアーブースターのみ) |
TOPEAKの「ナノ エアーブースター」は、時計回りにねじ込んで穴を開けてから、反時計回りに半回転させればガスが出る構造。
トピーク製のネジ付きCO2カートリッジであれば16gと25gに対応しているので、タイヤの太さを変えたときでも対応が可能です。



コンパクトなのでツールケースやサドルバッグにも収まりますね。
ロードバイクに携帯ポンプはいる?いらない?


携帯ポンプはいります。
「インフレーターがあればいいじゃん。」って思いますよね?
ですが、インフレーターは充填に失敗する可能性や、タイヤが2回パンクする可能性があります。



インフレーターだけじゃカバーできないリスクも考えられますので、念のため携帯ポンプを持っておいた方が良いでしょう。
以下の記事ではその他の必須アイテムについて解説しています。
ぜひ合わせてご覧ください。


ロードバイク用携帯ポンプの選び方
ロードバイク用の携帯ポンプを選ぶときに重要なポイントは以下の通りです。
- ポンプのタイプ
- ポンプヘッドのタイプ
- 空気圧系(ゲージ)の有無
- 重量
- 機能性
ポンプのタイプ
ロードバイクの携帯ポンプには種類があります。
以下はそれぞれの特長です。
ポンプの種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
手動ポンプ | 小さいので持ち運びしやすい コンパクトなのでサドルバッグやツール缶への収納、フレームへの装着が可能 | ポンプ効率が悪く、時間と労力がかかる |
電動ポンプ | 簡単なボタン操作で空気が入れられる バルブに差し込むだけなので空気入れが楽 空気圧の設定もできる | 値段が高い 電池が切れていると空気の充填ができない |
インフレーター | バルブに差し込むだけでタイヤに空気を充填できる 空気の充填に労力がほとんどいらない | タイヤ一個分の空気が入っている使い切りタイプでランニングコストがかかる 充填時はカートリッジが凍傷になるレベルで冷たくなる |
オーソドックスな手動の携帯ポンプは、ほんとの最低限の装備です。
電動ポンプやインフレーターと違い、イニシャルコストもランニングコストも抑えられるので、できるだけお金をかけたくない人向けです。
ポンプサイズが小さい分、充填効率が悪く、何度もポンピングしなくてはいけません。



わたしが持っているトピークのミニモーフ(1ストロークで50cc)だと、クリンチャータイヤへの充填は150回シュコシュコしてやっと2.5バールでした。その辺からシュコシュコがめっちゃきつくなって、7バールとか入れるのは諦めました。
回数もさることながら、ロードバイク用の高圧タイヤに充填するときは滅茶苦茶力を入れないといけないので、正直女性や子供が使うのであれば、電動ポンプかインフレーターが良いと思います。




ポンプヘッドのタイプ


携帯ポンプのポンプヘッドには種類があります。
タイヤのバルブに合わせた形状を選ばないと、空気の充填ができません。
ロードバイクやクロスバイクには仏式と呼ばれるバルブが付いているので、仏式対応の空気入れを選びましょう。


仏式のポンプでも、ポンプヘッドによって取り付け方に違いがあります。
仏式であればどの方式でも空気は入れられますが、取り付けの楽さが変わります。
取り付け方式 | 特長 |
---|---|
ワンタッチ式 | 差し込むだけで取り付けられる |
差し込み式 | 最もポピュラー。バルブに差し込んで、ヘッド反対側のロックを起こして固定する |
ねじ込み式 | バルブに差し込んだらねじのように回して固定する |



最近はワンタッチ式が増えている印象です。取り付け・取り外しがワンタッチで楽なので、毎回発生する空気充填の手間が軽減できます。ライド前に毎回充填すると、少しの手間でも解消したいものですからね。
空気圧計(ゲージ)の有無


携帯ポンプの多くは空気圧計が付いていません。
ただ、適切な空気圧で乗らないと、快適性が落ちたり、パンクしやすかったりします。
空気圧 | メリット | デメリット |
---|---|---|
高い | パンクリスクが減る | 道路の凹凸をモロに感じるため快適性が悪くなる |
低い | 快適性が向上する | パンクのリスクが増加する タイヤと路面が接触する面積が増えて抵抗が増え、走行性能が低下する |
一度パンクして、修理して空気充填して走り出したら空気不足でまたパンク、なんてミスを防ぎたいなら、空気圧計搭載モデルがおすすめです。
空気圧計には主に以下の単位が用いられています。
- Bar(バール)1barは大気圧に相当
- PSIはポンド毎平方インチ(Pound per Square Inch)の略
- kPa(キロパスカル)100kPaは1barに相当
ロードバイクの空気圧は、チューブ入りタイヤなら6~8Bar、80~120PSI、600~800kPaが一般的です。
チューブレスタイヤだとパンクリスクが少ないので、空気圧はもっと低くしても乗れます。



携帯ポンプのゲージには、外側に付いているタイプや、バレルの内部に搭載されているインラインゲージタイプなどがあります。
重量
携帯ポンプの重さは重要です。
ロードバイクに取り付けたり、ツールケース、サドルバッグに入れて持ち運ぶため、できるだけ軽い方が負担を減らせます。



軽いと60gほど、空気圧計付きなどの重いモデルは150g以上が多いです。
機能性
携帯ポンプには快適に空気を充填するため、便利機能がついているモデルもあります。
緊急時に使うものですので、少しでも手間を減らすための機能が付いていると、安心してライドができます。
デュアルアクション | 押しても引いても空気が入る |
---|---|
T型ハンドル&フットペグ | 体重を乗せられて力を入れやすい |
ゲージ | 空気圧が分かる |
インフレーター機能 | インフレーターとポンプの両機能を備える |
基本的には高機能になればなるほど価格も上がります。
お財布の具合と相談しながら、どの機能が欲しいかを考えましょう。
携帯ポンプのロードバイクへの取り付けと使い方
携帯ポンプでマウントが付属しているものは、ロードバイク本体への取り付けが可能です。
取り付け位置はシートチューブやダウンチューブが一般的です。
取り付けは結束バンドちっくなもので止めたり、ボトルケージと一緒にネジで止めたりして装着します。


マウントを取り付けたあとは、以下のようにしてポンプ本体を取り付けます。


ロードバイクのタイヤに空気を入れるときは、以下の手順で充填します。


ポンプヘッドによって若干変わりますが、バルブ側の作業は同じなので、参考にしてみてくださいね。
ロードバイク用携帯ポンプに関する注意点
ロードバイクの携帯ポンプに関する注意点を解説します。
注意するべきポイントは以下の2点。
- バルブ尖端のネジは折れやすい
- 空気の入れすぎはバーストのもと
ロードバイクタイヤに使われている仏式バルブの尖端のネジは、細くて折れやすいです。
ポンプヘッドを差し込むときは垂直に、力を入れすぎないように気をつけましょう。
また、空気の入れすぎはタイヤのバーストリスクが高まります。
タイヤに記載されている適正空気圧を守りましょう。
ロードバイクの携帯ポンプを買って、パンクの不安を減らしてライドを楽しもう


この記事ではロードバイクの携帯ポンプのおすすめをご紹介しました。
携帯ポンプがないと、ライド中にパンクしたときにライドを諦めなくてはいけませんし、これまで走ってきた距離を歩いて帰らないといけなくなります。
インフレーターだけでは空気充填の失敗や、複数回パンクしたときに対応できませんので、万全を期すなら携帯ポンプとインフレーターの両方を持っておくと安心です。
ロードバイクの携帯ポンプを選ぶときのポイントは以下の通りです。
- ポンプのタイプ
- ポンプヘッドのタイプ
- 空気圧計(ゲージ)の有無
- 重量
- 機能性
携帯ポンプがあればパンクも怖くありません。
空気入れで視認性を高めて、安全快適にサイクルライフを満喫してくださいね。
ロードバイクの携帯ポンプに関するよくある質問
- 仏式のポンプはクロスバイクにも使える?
-
仏式バルブのタイヤであれば、クロスバイクにも使えます。
- バルブキャップって必要?
-
必要です。
バルブキャップはホコリ・砂・泥・雨水などがバルブ内部に入り込むのを防いでくれ、空気漏れや錆び、バルブの劣化を防止するなど、重要な役割を果たします。
- 適正空気圧はどうやって確認したらいい?
-
タイヤの側面に記載されています。
- 100均の空気入れはロードバイクに使える?
-
百均の空気入れに仏式バルブに対応した空気入れはほとんどありません。
- 楽に空気が入れられるポンプはどれ?
-
タイヤの種類や大きさによって、最適なポンプは変わります。
太めのタイヤなら、一度に注入できる空気量が多いモデルを。
細めのタイヤなら、圧力が強くかけられる細いシリンダーのモデルを選ぶと良いでしょう。
一度に注入できる空気の量は、「ポンプ本体(シリンダー)の径×長さ」で計算できます。
圧力は、シリンダー径が細い方が強くなります。