- 見た目が「モサく」ならないヘルメットが欲しい
- でも、いちいち調べるのは大変
- 手っ取り早くかっこいいロードバイク用ヘルメットのおすすめが知りたい
せっかくロードバイクに乗るなら、バイクに見合ったかっこいいヘルメットをかぶりたいと考える人は多いです。
そこでこの記事では、数多くのロードバイク用ヘルメットを調査した中から、とにかくかっこいいおすすめのヘルメットをご紹介します。

この記事を読めば、思わずSNSでシェアしたくなるようなヘルメットが見つかりますよ。
あなたに合うかっこいいヘルメットをかぶって、颯爽とライドを楽しみましょう。
かっこいいロードバイク用ヘルメットおすすめ9選
かっこいいロードバイク用ヘルメットのおすすめは以下の通りです。



なお、かっこいいの基準は完全にわたしの独断と偏見ですのでご了承ください(笑)
商品名 | 価格 | 安全規格 | アジアンフィット | バイザー | 反射板・テープ | テールライト | サイズ(頭周の目安) | 重量 | カラー | 虫よけネット |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() ![]() OGKカブト | FLEX-AIR | ¥29,700 | JCF公認 | – | – | – | – | XS/S(54-56) S/M(55-58) L/XL(59-61) | 185g 195g 215g | G-2 ホワイトレッド G-2 レッド G-2 ネイビーコパー マットホワイトシルバー マットブラックガンメタ マットバーガンディ マットアクア マットトランス マットゴールド | 〇 |
![]() ![]() LAZER | TONIC KC AF | ¥12,100 | CE EN1078 JCF公認 | 〇 | – | – | 〇 | S(52-56) M(55-59) L(58-61) | 270g(M) | マットブラック ホワイト チタニウム コズミックベリー アイスグレー マットブルー/ブラック | – |
![]() ![]() OGKカブト | RECT | ¥10,780 | JCF公認 | – | – | – | 〇 | M/L(57-60) | 245g | マットブラック マットグレー マットオリーブ マットネイビー G-1 マットホワイト G-1 マットブラック G-1 マットホワイトレッド G-1 マットブラックブルー G-1 マットブラックレッド パールホワイト ブラック | 〇 |
![]() ![]() OGKカブト | CANVAS-SPORTS | ¥6,820 | JCF推奨 | – | 〇 | – | 〇 | M/L(57-59) | 280g | キャメル ディープブルー テラコッタ ホワイトベージュ マットマルーン マットモノブラック ミディアムグレー ミント オフホワイト フラッシュレッド ネイビー グレー オリーブ フラッシュイエロー マットブラック ワインレッド アッシュブルー ターコイズ | – |
![]() ![]() KASK | RAPIDO | ¥9,680 | CE EN1078 JCF公認 | – | – | – | – | M(52-58) L(59-62) | 220g(M) | レッド アンスラサイト ブラック ブラック/イエロー ブラック/ブラック ホワイト | – |
![]() ![]() BELL | TRACE | ¥9,020 | CE EN1078 | – | 〇 | 〇 | – | UA(54-61) M/L(54-61cm) | 320g(M/L) | マットブラック マットハイヴィズ マットレッド/ブラック マットホワイト/シルバー | – |
![]() ![]() OGKカブト | IZANAGI | ¥39,600 | JCF公認 | – | – | – | – | 54~56 55~58 59~60 61~64 | 210g 225g 240g 260g | G-1ホワイトブルー G-1マットオリーブオレンジ G-1マットホワイトイエロー G-2アッシュブルー/ピンク G-2マットグレー/イエロー MTR(チームマトリックスパワータグ)(数量限定) | 〇 |
![]() ![]() LAZER | VENTO KINETICORE AF | ¥41,800 | CE EN1078 JCF公認 | 〇 | – | – | 〇 | S(52-56) M(55-59) L(58-61) | 290g(M) | マットブラック ホワイト レッド | – |
![]() ![]() KASK | ELEMENTO | ¥53,900 | JCF公認 | – | – | 〇 | – | M(52-58) L(59-62) | 260g(M) | WHITE、RED、BLACK、SILVER | – |
※重量は個体差があります
※機能無しまたはHPに記載が無い項目は-で表示しています
※データは誤りがないように注意していますが、購入の際には販売サイトの情報をよくご確認ください
ロードバイクの週末ライドが待ち遠しくなるかっこいいヘルメット3選
かっこよすぎて週末ライドが楽しみになるかっこいいヘルメットは以下の通りです。
OGKカブト | FLEX-AIR


価格 | ¥29,700 | 反射板・テープ | – |
安全規格 | JCF公認 | テールライト | – |
アジアンフィット | – | 虫よけネット | 〇 |
ベンチレーション | – | 重量 | 185g(XS/S) 195g(S/M) 215g(L/XL) |
メリット | トップクラスに軽い 上下に動くアジャスターでフィット感〇 空冷性能を上げる仕組みが多数 内装の取り換えが可能 | デメリット | 反射材は未搭載 |
OGK KABUTOの「FLEX-AIR」は軽量性と機能性、快適性を備えたヘルメットです。
極限まで無駄をそぎ落とした球体フォルムの重量はS/Mサイズで200g切り(公称)。300gのヘルメットから乗り換えると、ヘルメットだけで100gも軽くなります。
エアフローの設計には最先端のCFD解析を活用し、ライディングポジションとホールの角度を最適化。空気の流れに沿った、より自然なエアルート設計によって空冷性能が高いです。
頭部からヘルメットを浮かせてエアルートを確保するフローティング構造や、Y字の形状で接触面積を減らし、通気性を良くするエアフローパッドも、空冷性能の向上に貢献します。



両サイドの幅を2段階で調整するヘッドレストや、アジャスターアームを上下4段階で調整できる機構など、個人差のある頭部形状に合わせやすい仕組みもあります。
内装は通気性、虫の侵入抑制、寒さ対策など、季節や用途に合わせて取り替えられるのも魅力です。
LAZER | TONIC KC AF


価格 | ¥12,100 | 反射板・テープ | – |
安全規格 | CE EN1078 JCF公認 | テールライト | 〇 |
アジアンフィット | 〇 | 虫よけネット | – |
ベンチレーション | 18個 | 重量 | 270g(M) |
メリット | KinetiCoreが回転衝撃から保護 テールライト装着可能 18個のベンチレーションホールで涼しい 走行中でも簡単に調整できるフィットシステム | デメリット | MIPS搭載ではない |
LAZERの「TONIC KC AF」はコスパの良さが魅力です。
CEとJCF認証で安全性はしっかり確保したうえ、機能性も高いです。
ベンチレーションホールは18個開いていて、ヘルメット内部の汗蒸れによる不快感を軽減。
ヘルメット後部に取り付け可能なユニバーサルLED(別売り)は夜間の視認性を向上してくれます。
ダイヤルを回すだけで移動中でも簡単に調整できるアジャスターは、ヘッドバスケットの細かい上下調整が可能。アジアンフィットなうえに微調整ができるので、フィッティング性能が高いです。



MIPS搭載ではありませんが、独自技術のKinetiCoreが直接衝撃だけでなく、回転衝撃も最小限に抑えてくれます。
OGKカブト | RECT


価格 | ¥10,780 | 反射板・テープ | – |
安全規格 | JCF公認 | テールライト | 〇 |
アジアンフィット | – | 虫よけネット | 〇 |
ベンチレーション | – | 重量 | 245g |
メリット | 1万円クラスのJCF認証 重量が軽い 安全性・快適性に配慮されている | デメリット | テールライトは別売り |
コンパクトでスタイリッシュ、JCF認証で通勤・通学からレースまで対応できる「RECT」。
テールライト(別売り)が搭載可能で虫よけネットも備えているので、夜間や夏場の走行でも安全・快適に走れます。
アジャスターには「XF-8アジャスター」が搭載されていて、適度なしなりを持ったスプリング構造のサポート部分により、高水準の快適なフィット感を体感できるでしょう。



比較的軽めで首が疲れにくいのもポイントです。
ロードバイク用の街乗りでも浮かないかっこいいヘルメット3選
街乗りで浮かない、むしろ見せつけたくなるくらいかっこいいヘルメットは以下の通りです。
OGKカブト | CANVAS-SPORTS


価格 | ¥6,820 | 反射板・テープ | 〇 |
安全規格 | JCF推奨 | テールライト | 〇 |
アジアンフィット | – | 虫よけネット | – |
ベンチレーション | – | 重量 | 280g |
メリット | リーズナブルな価格設定 多彩なカラー展開 | デメリット | 安全認証が少ない |
シンプルな見た目ながら多彩なカラーリングでバイクに合わせやすい「CANVAS-SPORTS」。
展開しているカラーはなんと18色。好きな色合いが必ず見つかるはずです。
アジャスターは上下3段階で調整可能で、フィッティングの調整がしやすくなっています。
後部には大型の反射材を搭載しているほか、テールライトも取り付けが可能です。



リーズナブルな価格なので、ライトユーザーにおすすめのヘルメットです。
KASK | RAPIDO


価格 | ¥9,680 | 反射板・テープ | – |
安全規格 | CE EN1078 JCF公認 | テールライト | – |
アジアンフィット | – | 虫よけネット | – |
ベンチレーション | 24個 | 重量 | 220g(M) |
メリット | エントリーモデルではかなり軽い 24個のベンチレーションで優れた軽量性と通気性 | デメリット | 機能性は低め |
「RAPIDO」はKASKのヘルメットの中でも上位の軽量性を誇るヘルメットです。
24個のエアベントが軽量性に貢献するとともに、ヘルメット内の通気性を良くして、蒸れによる不快感を軽減してくれます。
安全性についても問題ありません。
欧州と日本の安全規格を満たしていますし、万が一の場合でも、独自技術「IN-MOULDING TECHNOLOGY」が、転倒時に内部シェルを維持して衝撃を吸収し、ヘルメット本体の粉砕を防ぎます。



RAPIDOはエントリーモデルのヘルメットの中ではかなり軽いモデルです。走行中は少しの重さが首や肩への負担になるので、負担を少なくして楽に走りたい人におすすめです。
BELL | TRACE


価格 | ¥9,020 | 反射板・テープ | 〇 |
安全規格 | CE EN1078 | テールライト | – |
アジアンフィット | – | 虫よけネット | – |
ベンチレーション | 16 | 重量 | 320g(M/L) |
メリット | バイザーの取り外しが可能 上位モデルと同じスウェットガイド搭載 汎用性の高いビジュアル | デメリット | サイズが1種類しかない |
ゆるポタからフィットネス、アドベンチャーライドまで対応できるオールラウンドヘルメットの「TRACE」。
カジュアルすぎず、かといってガチガチのレース向けでもないビジュアルなので、いろんなタイプのライドで活躍します。
吸い切れなかった汗が顔に滴るのを防いでくれるパッドなど、エントリーモデルながら上位モデルと同じテクノロジーが使われているのが魅力です。
後部には大きめの反射材が装備されているので、夜のライドでは視認性向上に貢献します。



あご紐にはNO-TWIST TRI-GLIDEというガイドが使われていて、2本の紐を1本にまとめられます。まとめ位置を楽に調節できる他、紐のねじれも防いでくれるなど、使い勝手を良くする仕組みが多く組み込まれています。
ロードバイクレースでも魅せたいかっこいいハイエンドヘルメット3選
レースでもかっこよく魅せたいと思うのは当たり前の感情です。
レースで使えるハイエンドでかっこいいおすすめヘルメットは以下の3つです。
OGKカブト | IZANAGI


価格 | ¥39,600 | 反射板・テープ | – |
安全規格 | JCF公認 | テールライト | – |
アジアンフィット | – | 虫よけネット | 〇 |
ベンチレーション | – | 重量 | 210g 225g 240g 260g |
メリット | 高い空冷性能 充実のフィッティングシステム 使い分けできるインナーパッド | デメリット | MIPS非搭載 |
OGKカブトの人気モデル「IZANAGI」。
デザイン良し、性能良しでレースでもポタリングでも幅広く活躍します。
頭部からヘルメットを浮かせるフローティング構造や、多数のベンチホール、日本の高温多湿な夏に対応するためのエアルート研究でもたらされる空冷性能は、カブトの歴代空冷モデルに匹敵する冷却効果です。
フィットシステムも充実。細やかな調整と均一な締め付けをするBOAフィットシステムに、2段階でヘッドレストの幅を変えられる構造、上下8段階で調整できるアジャスターアームなど、様々な頭部形状に対応できる仕様になっています。



インナーパッドは通気性、バグネット、寒さ対策の3種類から選べます。シーンに合わせて使い分けられるのも嬉しいポイントです。
LAZER | VENTO KINETICORE AF


価格 | ¥41,800 | 反射板・テープ | – |
安全規格 | CE EN1078 JCF公認 | テールライト | 〇 |
アジアンフィット | 〇 | 虫よけネット | – |
ベンチレーション | 13個 | 重量 | 290g(M) |
メリット | KinetiCore構造で回転衝撃から保護 ScrollSysで手軽にフィット | デメリット | 重量が少し重め |
LAZERの「VENTO KINETICORE AF」は、プロのライダーとの共同開発で生まれたヘルメットです。
角度15°のスプリント体勢で最高速になるよう設計された構造で、エアフローを最適化。
ヘルメット背面から熱気を排出するベンチレーションシステムと、回転衝撃を緩和するキネティコア構造もあり、高速で軽量、快適で通気性能にも優れたヘルメットと言えます。



アジャスターではなく、上部に設けられたベルトを巻いてフィッティングできる構造になっています。走行中でも手軽にフィッティングの改善が可能です。
KASK | ELEMENTO


価格 | ¥53,900 | 反射板・テープ | 〇 |
安全規格 | JCF公認 | テールライト | – |
アジアンフィット | – | 虫よけネット | – |
ベンチレーション | – | 重量 | 260g(M) |
メリット | 安全性能に寄与する構造 プロも使用するクオリティ WG11適合 | デメリット | KASKの現行モデルではトップクラスの高価格 |
「ELEMENTO」は23年ジロデイタリアでUCIワールドチームINEOS Grenadiersが使ったヘルメットです。
PROTONEの発展型モデルとして、ハイレベルな通気性と温度調節性、空力性能を求めて作られました。
ヘルメット全体にまんべんなく衝撃を分散するカーボン素材のFLUID CARBON12は、安全性だけじゃなく、内部の通気口を大きくして通気性を上げつつ、外部の開口部を小さくして空力性能を向上しています。
さらに立体ハニカム構造のMULTIPODインナーパッドも、通気性とねじれ衝撃への安全性を向上させてあります。



側頭部のパッドにはメリノウール製のパッドを使って温度調節効果をもたせています。ハイエンドモデルだけあって高機能ですね。
ロードバイクにヘルメットは必須?あくまで義務だけど安全のためには絶対着用


ロードバイクに乗るならヘルメットは必須です。
法律上はかぶらなくても罰せられるわけではありません。
ただ、ロードバイクは車も走っている道路を走行する乗り物です。時速20kmや30km、あるいはもっと速いスピードで走ります。
もしも事故に遭ったとき、頭がむき出しでは取り返しのつかない大けがを負う可能性が高くなります。



これまで事故った経験がない方は、運が良かっただけです。これから先も事故らない保証はありません。いざというときの備えですので、しっかりと用意しましょう。
ロードバイク用ヘルメットの基本構造


ヘルメットの選び方を見る前に、ヘルメットの構造についてお話します。
ヘルメットはシェル・ライター・あご紐で構成されています。
名称 | 特徴 |
---|---|
シェル | ヘルメットの外殻部分で、衝撃を受けた際に外力を分散させる 主な素材はポリカーボネート(PC)、ABS樹脂、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)など |
ライナー | ヘルメットの内側で衝撃を吸収し、頭部へのダメージを緩和する 一般的には発泡スチロールが使われている |
あご紐 | ヘルメット全体と頭部を固定し、ヘルメットの脱落を防ぐ |
ハット型やキャップ型のヘルメットも、外側の布地の内側にシェル構造を持っています。
ライナーを構成する発泡スチロールは内部にたくさん空気を閉じ込めていて、衝撃を受けると潰れて衝撃を吸収します。



発泡スチロールは荷物の緩衝材によく使われますね。
アジャスターは全てのヘルメットに付いているものではありませんが、ヘルメットを頭にフィットさせるために重要なパーツです。
ダイヤルを回すとヘルメット内部のサポートパーツが広がったり狭まったりするので、ヘルメットが自分の頭に合うように調整できます。
自分に合うロードバイク用ヘルメットの選び方


ロードバイク用ヘルメットを選ぶときに重要なポイントは以下の通りです。
- サイズ・フィット感
- 重量
- 安全性
- 機能性
- デザイン
サイズ・フィット感


ヘルメットは頭へのフィット感が重要です。
どんなに安全評価がされていて、機能性が高いヘルメットでも、フィットしていないヘルメットではその性能を十分に発揮できません。
特に日本人は欧米人と頭の形が違うので注意が必要です。
日本人 | 丸形 |
---|---|
欧米人 | 楕円形 |
アジアンフィットモデルや日本のメーカーなどは、日本人の頭に合わせやすい形が多いです。



ただし、頭の形状は個人差があります。アジアンフィットが必ず合うとも限らないので、できれば試着してからの購入がおすすめです。


楕円形のヘルメットを探しているなら欧米人向けに展開している以下のヘルメットもおすすめです。






重量
通勤・通学、ロングライドなど、長時間ヘルメットを着用する場合は、軽いモデルを選ぶと疲れにくいです。
一般的に200g台前半であれば軽量な部類に入ります。中には180g台の超軽量モデルも存在します。



200g前半のヘルメットはかぶっていることを忘れるほど軽いです。
街乗りやポタリングがメインであれば軽さはそこまで重要ではありません。
自分のライドスタイルに合わせた重さのヘルメットを選ぶのがおすすめです。
安全性


ヘルメットが安全性を保証する規格に適合しているかはかなり重要です。
認証を取得しているヘルメットは、構造や衝撃吸収性などの一定の基準をクリアしていて、安全性の高さが証明されています。
主な規格は以下の通りです。
規格 | 国 | 基準作成機関 | 備考 |
---|---|---|---|
SG | 日本 | 一般財団法人 製品安全協会(CPSA) | |
JCF公認/推奨 | 日本 | 公益財団法人 日本自転車競技連盟(JCF) | |
CE | 欧州連合 | 欧州標準化委員会(CEN) | EN1078:自転車用ヘルメットの安全規格 |
GS | ドイツ | ドイツ製品安全法(ProdSG) | |
CPSC | アメリカ | 米国消費者製品安全委員会(CPSC) |
ヘルメットは頭部の安全を守るためにかぶるので、安全性が足りないヘルメットでは意味がありません。
中には規格を満たしていると表記しておきながら、実際には規格に適合していないヘルメットもあります。
2024年12月には、販売されている自転車用ヘルメットの性能が表示通りではなかったという事例もありました。



Amazonなどの激安ヘルメットは注意が必要です。プロのチームにも提供しているような有名メーカーなら安心して買えます。
ちなみに、日本のレースではJCF「公認」マークの入ったヘルメットの着用が義務付けられています。
JCF「推奨」マークでは参加できないイベントもあるので注意しましょう。
機能性
ロードバイクのヘルメットには、安全性をより高める工夫や、快適にライドを楽しむための機能が搭載されています。
以下はヘルメットの機能性の一例です。
- 通気性(ベンチレーション)
- リアライト・反射シール
- スウェットパッドの取り外し
- アイウェアの保持機能向上
- バイザー
- MIPS
MIPSは多方向衝撃保護システム、Multidirectional Impact Protection Systemの略です。
転倒して頭部をぶつけた際、シェルとライナーの間に低摩擦層がスライドし、脳に伝わる回転性の衝撃を分散します。



機能性が高いヘルメットは価格も高くなりがちです。涼しさ・安全性・遮光性など、自分が欲しい機能に優先順位を付けて、あとは予算と擦り合わせながら選ぶのがおすすめです。
デザイン
ヘルメットは見た目も重視したいです。
せっかくカッコいいロードバイクに乗っているのに、ヘルメットがカッコ悪いと台無しになります。
ヘルメットの形状は大きく2種類があります。
タイプ | 特徴 |
---|---|
スポーツ | 流線型のフォルムで空力性能や軽さ、涼しさなどに優れる |
アーバン | 私服に合わせても違和感がないようなデザイン |
乗るバイクのカラーや、服装に合わせたデザインのヘルメットを選びましょう。
ロードバイク用ヘルメットの正しい着用方法


ヘルメットは正しくかぶらないと、適切な安全性が発揮されません。
ヘルメットの正しい着用方法は以下の通りです。
- 前から後ろにかけて水平になるように深くかぶる
- ヘルメットの先端が眉毛のすぐ上にくるように調整する
- 後頭部側にあるアジャスターを締める
- あご紐とあごの間に指が1~2本入る長さで留める



前頭部を露出させる「あみだかぶり」は、頭部が適切に保護されないため、絶対に避けましょう。かっこつけてるつもりでも、むしろカッコ悪いです。あご紐も締めなかったり、締め方が緩かったりすると非常に危険です。正しくかぶって安全に乗りましょう。
かっこいいロードバイク用ヘルメットを買うときの注意点


ロードバイク用のかっこいいヘルメットを買うときの注意点を解説します。
安全性能はできるだけ高いものを選ぶ
かっこいいヘルメットがほしくても、安全性能は無視しないようにしましょう。
ヘルメットの役割は安全ですので、かっこよさばかりに囚われて性能をおろそかにすると、万が一のときに痛い目に遭います。
特にロードバイクは舗装路をハイスピードで走るので、事故に遭ったときの衝撃はすさまじいです。



安全なくして本気で楽しむことはできないので、安全性が高いものを選びましょう。
Amazonや楽天市場を見ると安くてかっこいいヘルメットはたくさんありますが、個人ショップで売られているヘルメットの中には、安全性を無視したヘルメットも売られています。
中には安全基準を満たしていると嘘をついて、偽物の証明シールを貼って販売する悪徳業者も存在します。
偽物を掴まないよう、専門店や正規販売代理店などからの購入がおすすめです。
フィット感が最優先
頭にフィットしていないヘルメットは転倒時の衝撃で脱げる可能性があります。
機能性よりフィット感が最重要ですので、できるだけ試着してからの購入を強くおすすめします。



一度試着して、フィット感を確かめてからネットで購入するのもありです。
近くに試着できるショップが無くて試着できない場合は、日本人の頭に合いやすいアジアンフィットやジャパンフィットのモデルを選ぶと良いでしょう。
アジャスター付きを選ぶ
アジャスターが無いヘルメットは前後の調整ができません。
頭部の形状には個人差がありますので、アジアンフィットやジャパンフィットと言えども、ぴったりフィットしない可能性があります。
初心者はできるだけアジャスター付きモデルを選ぶのがおすすめです。



アジャスターが無いモデルを買うときは、店舗で試着して買いましょう。
かっこいいロードバイク用ヘルメットを買って、安全なサイクルライフを送ろう


この記事ではかっこいいロードバイク用ヘルメットのおすすめをご紹介しました。
ヘルメットは自分に合った形状じゃないと、その性能が十分に発揮されません。
ヘルメットを選ぶときのポイントは以下の通りです。
- サイズ・フィット感
- 重量
- 安全性
- 機能性
- デザイン
ヘルメットはロードバイクを安全に楽しむために必須のアイテムです。
あなたも自分にピッタリのヘルメットを買って、安全快適にサイクルライフを満喫しましょう。




ロードバイク用ヘルメットに関するよくある質問
- ヘルメットが頭にフィットしなかったら返品できる?
-
通販での購入の場合、自己都合による返品はできません。
返品ができるのは、届いた商品が間違っていたり、破損などの初期不良があったりした場合のみです。
フィット感が心配なときは、店舗で試着してからネットで購入すると良いでしょう。
- きのこ頭にならないヘルメットは?
-
最初は自分のヘルメット姿を見慣れないため、何をかぶってもきのこに見えます。
よほど変なデザインのヘルメットを買わない限り、かぶっている内に慣れてきます。
それでもできるだけきのこを避けたい場合は、アジアンフィットやジャパンフィットのヘルメットを選ぶと、きのこになりにくいです。
- ロードバイク用ヘルメットの買い替え時期は?
-
使用頻度や保管状態にもよりますが、使用開始から3年後が買い替えのタイミングです。
ヘルメットは雨風や汗によって素材が劣化します。
知らない間に衝撃吸収能力が下がっていますので、3年程度での買い替えを推奨します。
強い衝撃を受けたときも買い替えが必要です。
衝撃によって内部の発泡スチロールが変形し、衝撃吸収性がダウンします。
- 高いヘルメットと安いヘルメットの違いは?
-
使用している素材や安全規格の有無、空力性能、軽さなどが違います。
高性能なヘルメットは軽くても安全性が高く、機能性も兼ね備えるため高くなります。
- 自転車用ヘルメットのお手入れ方法は?
-
シェルは柔らかい布に水を含ませて優しく拭き掃除します。
インナーパッドやスウェットパッドは取り外して手洗いします。
内部の発泡スチロールに洗剤をかけないよう注意が必要です。
- JCF公認シールは剥がしてもいい?
-
JCF公認シールは剥がさない方がいいです。
シールが無いとレースやイベントに参加できなくなる可能性があります。
シールは国内に正規代理店がある証明でもあります。海外通販で購入した場合は付いてきません。
シールが無いと、ヘルメットに初期不良があった場合でも、国内の販売店や代理店での保証が受けられません。
シールの再交付もされませんので、邪魔だと思っても剥ったままにしておきましょう。