ロードバイクの盗難保険おすすめ5選！安くてコスパのいい保険は？

ロードバイク向けの盗難保険を探しても、保険は商品やプランが多くてどれがいいのか分かりづらく、投げ出してしまう人も多いです。

私のロードバイクは高級車ではありませんが、やはり盗難は怖いので、どの保険に入ろうかと、盗難保険について調べまくった過去があります。

この記事を読めば、自分にピッタリの盗難保険が見つかります。

大事なロードバイクを盗まれてしまっても、経済負担を最小限に減らせますよ。

ロードバイクは高級品！盗まれたときのために保険で対策を

ロードバイクは安くて10万円、高いと200万円する高級品です。

売ればかなりの金額になるので、ロードバイクを狙って盗難する不届きな輩が後を立ちません。

盗まれないのが一番ですが、万が一の場合に少しでも次のバイクを入手するための補償は付けておきたいところです。

ロードバイクの盗難保険の補償内容

ロードバイクの盗難保険では、ロードバイク本体やパーツの盗難によって発生した損害を補償してくれます。

例：協定保険価額20万円のロードバイクが盗まれた場合、全損なら100%の20万円、分損なら破損の程度によって金額が支払われる。

協定保険価額とは：保険の加入にあたって、契約者と保険会社が合意して決めた、車両などの評価額のこと。

加入前に購入していた、工具無しでは取り外せない装備や、車両を十分に機能させるための装備なども、補償に含まれます。

例：ホイール・ライト・サイコンなど
※補償の範囲は保険によって異なる

ロードバイクに盗難保険が必要な人

各自治体によって加入が義務付けされている賠償責任補償の自転車保険と違い、盗難保険の加入は義務ではありません。

そのため、盗難保険に入った方がよいかどうかは人によります。

盗難保険に入った方がいい人は以下の通りです。

観光ライドやグルメライドなどでロードバイクから離れる時間が長いなら、入った方がいいでしょう。

通勤や通学で使う人も、盗難保険に入っておくと安心です。

通勤通学では、学校や会社に行っている8時間くらいの間、駐輪場に停めておかなくてはいけません。

警備員やロックなどがなく、管理がしっかりされていない場所では、盗難のリスクが高いです。

逆に、コンビニなどでの休憩時しか自転車から降りない人や、家の中でしっかり保管できる人などは、入る必要はありません。

ロードバイクの盗難保険選びの3つのポイント

ロードバイクの盗難保険を選ぶときは、自分に合う保険かどうかをチェックしましょう。

面倒だからと適当に選んで加入すると、いらない補償が付いて金額も高い！なんてことになりかねません。

ここからは、損をしないで無駄なく選ぶためのポイントを解説します。

加入条件が合わないと加入できない

盗難保険を選ぶときは、まず加入条件を確認しましょう。

場合によっては条件に合わず、加入できない可能性があります。

よくある加入条件は以下の通りです。

盗難以外の補償も付けられる！

盗難保険には、盗難だけではなく、ロードバイク搭乗時の事故による自身の怪我や、第三者を怪我させた際の賠償も補償してくれる保険があります。

別途自転車保険に加入しなくて済むのでコストが安くできますし、支払いを一本化できて管理も楽です。

ただし、すでに加入している生命保険や火災保険などと補償内容が被っていると、無意味な補償にお金を払う羽目になります。

ロードバイクの破損を補償できる保険もあります。

「盗難されて戻ってきたけど破損している」といった場合に、修理費用などを補償してくれます。

ですが、補償をたくさん付ければ支払い金額も高くなるので、必要な補償だけを選ぶようにしましょう。

中古車好きは中古車の加入可否をチェック

リーズナブルに性能の高いロードバイクに乗りたい人にとって、中古車も選択肢の一つです。

ただ、中古とはいえ、良いバイクは高価なので、盗難保険に入っておきたいですよね。

その場合は、中古車でも加入できる盗難保険を選びましょう。

ロードバイクの盗難保険おすすめ5選

ロードバイク向け盗難保険のおすすめは以下の通りです。

かなり調べたんですが、5つしか見つかりませんでした。

商品名	会社	プラン	保険料年額	保険料月額	補償内容	自転車以外のパーツ補償	中古品補償	補償期間	加入条件
ずっと自転車盗難車両保険	ZuttoRide	盗難+全損+分損ワイド	15,062円	1,315円	盗難または全損の場合や修理費用が協定保険価額の20%以上80%未満（分損20%タイプ）の場合に保険金をお支払い	〇	〇	1年・2年	購入から90日以内 購入金額1万円～995万円 防犯登録要
		盗難+全損+分損ミドル	13,542円	1,182円	盗難または全損の場合や修理費用が協定保険価額の40%以上80%未満（分損40%タイプ）の場合に保険金をお支払い	〇	〇	1年・2年	購入から90日以内 購入金額1万円～995万円 防犯登録要
		盗難+全損+分損スリム	12,352円	1,079円	盗難または全損の場合や修理費用が協定保険価額の60%以上80%未満（分損60%タイプ）の場合に保険金をお支払い	〇	〇	1年・2年	購入から90日以内 購入金額1万円～995万円 防犯登録要
		盗難+全損	10,910円	953円	盗難の場合、または、全損の場合	〇	〇	1年・2年	購入から90日以内 購入金額1万円～995万円 防犯登録要
		盗難	8,590円	751円	盗難の場合	〇	〇	1年・2年	購入から90日以内 購入金額1万円～995万円 防犯登録要
ペダルワン	あんしん少額短期保険	損壊・盗難プラン	15,958円	月払い不可 月額換算1,328.8円	全損：対象の自転車価格（保険価額）をお支払い 半損：上記の自転車価格の50%をお支払い ※修理費が保険価額の50%を超えて80%以内の場合	〇	×	1年	満20歳～満74歳/補償年齢75歳まで 購入金額1万円～100万円 売買契約書と防犯登録証が必要 新車購入時から1年以内
		傷害・賠責プラン+損壊・盗難プラン：お手軽プラン	18,088円	月払い不可 月額換算1,507円	全損：対象の自転車価格（保険価額）をお支払い 半損：上記の自転車価格の50%をお支払い ※修理費が保険価額の50%を超えて80%以内の場合	〇	×	1年	満20歳～満74歳/補償年齢75歳まで 購入金額1万円～100万円 売買契約書と防犯登録証が必要 新車購入時から1年以内
		傷害・賠責プラン+損壊・盗難プラン：通常プラン	18,977円	月払い不可 月額換算1,581円	全損：対象の自転車価格（保険価額）をお支払い 半損：上記の自転車価格の50%をお支払い ※修理費が保険価額の50%を超えて80%以内の場合	〇	×	1年	満20歳～満74歳/補償年齢75歳まで 購入金額1万円～100万円 売買契約書と防犯登録証が必要 新車購入時から1年以内
		傷害・賠責プラン+損壊・盗難プラン：充実プラン	19,971円	月払い不可 月額換算1,664円	全損：対象の自転車価格（保険価額）をお支払い 半損：上記の自転車価格の50%をお支払い ※修理費が保険価額の50%を超えて80%以内の場合	〇	×	1年	満20歳～満74歳/補償年齢75歳まで 購入金額1万円～100万円 売買契約書と防犯登録証が必要 新車購入時から1年以内
みんなのスポーツサイクル保険	SBI日本少額短期保険	–	14,760円	1,230円	全損：事故で修理ができない・修理費が協定保険価額の80%を超える：保険金額の100% 半損：事故で修理費が協定保険価額の50%～80%：保険金額の50% 盗難：自転車が盗まれた・盗難による損壊で全損：保険金額の100%	〇	〇	1年	10万円以上の自転車 売買契約書と防犯登録証
ちゃりぽ盗難補償プラン	ジャパン少額短期保険	–	21,000円	1,750円	盗難、または盗難によって損害が生じた場合、保険価額から免責金額を引いた額を支払い 損害の場合、損害が自転車全体の価値に及ぼす影響を考慮して額を決定	〇	〇	1年・2年	5,000円以上の自転車 レシートに記載の購入日より1ヶ月以内の自転車
アフターサポートパック	ワイズロードオンライン	1年補償	自転車購入価格の10%	3,300円	保証割合100% フレームのみ盗難＝金額の40% ホイールの盗難＝自転車購入金額の15%	–	×	1年	自転車購入時
		2年補償	自転車購入価格の16%	5,280円	保証割合100% フレームのみ盗難＝金額の40% ホイールの盗難＝自転車購入金額の15%	–	×	2年	自転車購入時
		3年補償	自転車購入価格の22%	7,260円	保証割合100% フレームのみ盗難＝金額の40% ホイールの盗難＝自転車購入金額の15%	–	×	3年	自転車購入時

この中から、パターンごとに絞っておすすめを紹介します。

安さ重視！盗難だけを対策したいなら「ZuttoRide ずっと自転車盗難車両保険：盗難プラン」

保険料年額 （購入金額が30万円の場合）	8,590円	保険料月額	751円
自転車以外のパーツ補償	〇	中古品補償	〇
補償期間	1年・2年	加入条件	購入から90日以内 購入金額1万円以上の防犯登録済みの自転車およびパーツ・アクセサリー 金額の上限は 995万円まで
メリット	破損と盗難を補償 中古車でも加入できる 購入金額1万円から登録可能 100万円以上の高級車もOK	デメリット	購入から90日以内に加入が必要

盗難だけに備えたい人には、ずっと自転車盗難車両保険の盗難プランがおすすめです。

自転車が盗難されたときに加えて、発見できても全損になった場合に、購入金額分を補償してくれます。

破損もカバーしたい人は、盗難+全損+分損のプランに加入すると良いでしょう。

その他、保険加入前に購入した工具無しでは取り外せない状態のもの、車両を十分に機能させるために備え付けられたものであれば、ロードバイクフレーム以外も補償してくれます。

購入金額1万円のロードバイクから加入できるので、通勤・通学用に買ったエントリークラスのロードバイクでもOK。

一ヶ月当たりの支払い金額も751円と最もリーズナブルなので、家計への負担も少ないのが魅力です。

傷害や賠償も付けたいなら「あんしん少額短期保険 ペダルワン：傷害・賠責プラン+損壊・盗難プランの通常プラン」

保険料年額 （30歳男かつ購入金額が30万円の場合）	18,977円	保険料月額	1,507円 ※月払いは不可
自転車以外のパーツ補償	〇	中古品補償	×
補償期間	1年	加入条件	満20歳～満74歳/補償年齢75歳まで 購入金額1万円以上、100万円以 売買契約書と防犯登録証が必要 新車購入時から1年以内
メリット	損壊と傷害・賠償まで補償するオールインワン保険 安価なロードバイクでも加入できる	デメリット	中古購入車は対象外 100万円越えの高級車は補償不可 個人賠償責任の金額が低め 年払いのみ

自転車盗難保険の中で、唯一障害や個人賠償責任も補償してくれるのが、ペダルワンの保険です。

賠償補償やケガの補償は以下の通り。

プラン	個人賠償補償	死亡後遺障害	入院日額	通院日額	手術保険金
お手軽	1,000万円	100万円	5,000円	1,000円	25,000円
通常	1,000万円	200万円	7,000円	3,000円	35,000円
充実	1,000万円	300万円	10,000円	5,000円	50,000円

個人賠償保障の金額は自転車保険としては低めなので、火災保険や自動車保険などで上記を何もカバーしてない人で、最低限の補償を付けたい人向けの保険です。

盗難や損害補償では、全損から半損までバッチリカバーしてくれます。

盗難・破損・怪我・個人賠償まで揃った、オールインワンの保険といえます。

盗難と破損を補償したい人向け「SBI日本少額短期保険：みんなのスポーツサイクル保険」

保険料年額 （購入金額が30万円の場合）	14,760円	保険料月額	1,230円
自転車以外のパーツ補償	〇	中古品補償	〇
補償期間	1年	加入条件	10万円以上の自転車 売買契約書と防犯登録証
メリット	破損と盗難を補償 購入時からの経過年数にかかわらず購入金額を補償	デメリット	10万円以下の自転車は加入不可

個人賠償はいらないけど、盗難と事故による破損を補償したい人は、「みんなのスポーツサイクル保険」がおすすめです。

盗難・全損・半損の3つのパターンでロードバイクを補償してくれます。

加入に日数の制限はなく、売買契約書と防犯登録証があり、購入価格が10万円以上であれば加入できます。

ロードバイクの購入から90日以内であれば、「ずっと自転車盗難車両保険」の盗難+全損+分損ミドルプランでも良いでしょう。

みんなのスポーツサイクル保険より保険料が若干安く、それでいて補償の範囲は少し広いです。

協定保険価額	修理費用	みんなのスポーツサイクル保険	ずっと自転車盗難車両保険：盗難+全損+分損ミドル
20万円の場合	修理不可	〇	〇
	18万円	〇	〇
	15万円	〇	〇
	10万円	〇	〇
	8万円	–	〇
	3万円	–	–

保険加入前に購入した装備も補償されますし、1万円以上のロードバイクから加入可能なので、通勤・通学号でも安心して加入できます。

盗難保険と合わせて入っておきたい自転車保険のおすすめ

自転車保険にまだ入っていない人は、この機会に入ってしまいましょう。

2025年12月時点で、島根県、長崎県、沖縄県以外の都道府県では、自転車保険への加入が義務、または努力義務となっています。

うっかりとはいえ、ロードバイクで他の人を怪我させてしまうと、数百万から1億円近い金額を賠償請求される場合もあります。

支払えないと自己破産に陥る可能性もあるので、万が一に備えるためにも自転車保険に入っておきましょう。

おすすめはZuttoRideが提供している「CycleCall」です。

CycleCallのプランMでは、月額358円で1回60kmまでのロードサービスと、最大1億円の個人賠償責任補償が付けられます。※プランSはロードサービスのみ

ロードサービス：何らかの理由で自転車が走行不能に陥ったとき、最寄りの駅や指定した地点まで車で運んでくれるサービス

以下はプランMの概要です。

保険料年額	3,400円	保険料月額	358円
ロードサービス	1回60km	示談交渉	〇
個人賠償補償	最大1億円	補償期間	1年

一般車向け自転車保険のロードサービスは10km程度しか運んでくれないものが多く、山の中や郊外で困ったときに使えません。

CycleCallのように60kmも運んでくれれば、よほどの山奥じゃない限り、助けに来てくれます。

事故時の個人賠償補償も最大1億円なので、安心してロードバイクを楽しめます。

ただし、CycleCallは自転車を車両登録するので、1台しか受けられない点はデメリットです。

家族分もまとめて入りたいなら、家族プランのある自転車保険に加入した方が良いでしょう。

なお、CycleCallには自分が怪我をしたときの補償はありませんが、生命保険や火災保険の特約などでカバーしておけば問題ありません。

リーズナブルなうえ、自転車保険加入義務も満たせるので、自転車保険にまだ入っていない人にはかなりおすすめですよ。

ロードバイクの盗難保険の注意点

盗難保険では、ロードバイクに鍵をかけずに盗まれると、ほとんどの場合、補償してもらえません。

補償してもらえるのは、被保険者に重大な瑕疵がない状態で盗まれたものに限ります。

ちょっとコンビニに入るときに面倒だからと鍵をかけずに盗まれてしまうと、補償されませんので気を付けてください。

ロードバイクの盗難保険に加入して、安心してライドを楽しもう

この記事ではロードバイクの盗難保険のおすすめを紹介しました。

この内容をまとめると以下の通りです。

「いろいろ見たけど結局決められない…」という人には、「ずっと自転車盗難車両保険」がおすすめです。

金額が安いですし、プランによっては盗難だけでなく破損もカバーできます。

パーツやアクセサリーも補償されますし、高級なバイクでも10万円以下の通勤・通学号でもOKと、バランスの良い保険です。

盗難保険は購入してから時間が経つと加入できなくなるのが多いので、早めに加入して、万が一に備えましょう。

ロードバイクの盗難保険に関するよくある質問

盗難保険って本当に必要？

ロードバイク（自転車）の盗難保険は、個人賠償の自転車保険と違って、自治体が加入を義務付けているものではありません。

そのため、盗難保険が必要かどうかは、人によって異なります。

盗まれるリスクがどれくらいあるかで加入を検討しましょう。

盗難保険に入るとき、自転車の登録は必要？

盗難保険に入るとき、自転車の登録は必要？

ロードバイク自体が補償の対象なので、ロードバイクの車両登録は必要です。

買い替えたり、複数台所有したりする場合、手続きが必要です。

家族のロードバイクも補償される？

盗難保険は登録した自転車を対象とするため、加入した自転車しか補償されません。

家族のロードバイクも補償したい場合、別途加入する必要があります。

メルカリとかで買ったロードバイクも加入できる？

基本的に、個人売買で入手したロードバイクは加入できません。

盗難保険はネット以外でも入れる？

盗難保険のほとんどはインターネットでの加入ですが、一部電話で受付している保険もあります。

盗難保険は源泉徴収で控除に使える？

所得税法上、保険料控除（所得控除）の対象となっていないので、盗難保険では所得控除はできません。

盗難発生後の保険金請求の流れは？

大まかな流れは以下の通りです。

• 警察へ報告 警察署に届出を提出
• 事故報告 保険会社に連絡（盗難被害届が必要）
• 必要書類の提出 保険金請求書等を記載して提出
• 保険金の支払い 被害金額を決定、保険会社より指定口座に支払い

有名な保険会社の盗難保険に入りたいんだけどないの？

楽天損保や損保ジャパンなど、知名度の高い保険会社に自転車の盗難保険はありません。